アルトコインが低い手数料で取引できる『ビットバンク』。他の取引所「コインチェック」や「ビットフライヤー」「Zaif」などに比べると、少し知名度は低いかなと思いますが、著者個人的にはリップルなどのアルトコインが指値注文できるので気に入っています。
これからビットバンクに登録しようかどうか悩んでいる方もいらっしゃるでしょうから、今回はビットバンクの評判についてTwitterを中心に調べてまとめてみました。
ビットバンクを利用するか、それとも他の取引所にするのかの判断材料にしていただければと思います。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、手数料(スプレッド)を大幅に下げることができます。頻繁に取り引きをする方は登録してみてその違いを体感してみましょう。
目次
ビットバンクの運営会社と関連サービス
まずは、ビットバンクの運営会社の情報や取引所以外のサービスなどのついて見ていってみましょう。
ビットバンクの運営会社
社名 | ビットバンク株式会社 |
設立 | 2014年5月 |
資本金 | 11億3,100万円(資本準備金含む) |
所在地 | 東京都品川区西五反田7-20-9 KDX西五反田ビル7F |
代表取締役 | 廣末 紀之 |
ビットバンク運営会社の会社概要は以上の通りです。資本金11億円オーバーは他の取引所運営会社と比べても比較的に多い金額になっています。
設立は他の仮想通貨界隈の会社と同じく2014年ごろ。ベンチャー企業であると言えるでしょう。
BTCN(ビットコインニュース)
ビットバンクは『BTCN(ビットコインニュース)』という、仮想通貨に関連するニュースサイトも運営しています。
土日祝日以外のほぼ毎日記事が更新され、取引所運営会社が発信するニュースサイトということで信憑性も高いでしょう。さまざまな情報が飛び交う仮想通貨界隈でこのような信頼のおけるサイトがあることは非常にありがたいことです。
【関連】
「ビットコインニュース」
ブロックチェーン大学校
また『ブロックチェーン大学校』という、ブロックチェーンのエンジニアの育成を目的とした講義も行っています(大学校といっても数回の講義です)。
今後、各企業でブロックチェーン技術を導入していくようになった場合、従業員にこのような受講を受けてもらい、自社内である程度のブロックチェーンに関わる業務を行ってもらうときなどに重宝されそうですね。
今現在、このような取り組みはまだまだ他では見られませんので、大変貴重な先駆け的存在です。
受講料も1回2時間程度の受講を全8回で64,800円(2017年11月現在)と非常に良心的な値段設定なのではないかと思います。
【関連】
「ブロックチェーン大学校ブロンズコース要項と申し込み」
取引所ビットバンクの特徴
このように、取引所以外でも仮想通貨やブロックチェーンに関するさまざまな取り組みをしているビットバンク。ただ、皆さんが気になるのはやはり取引所としての『ビットバンク』ですよね。
こちらでは、ビットバンクの取引所としての特徴をお伝えしていきたいと思います。
ビットバンク㏄とビットバンクトレード
少し紛らわしいのですが、ビットバンクには2種類の取引所があります。『ビットバンクcc』と『ビットバンクトレード』です。
それぞれの特徴と違いについてまずはお伝えします。なお、以降の『ビットバンク』の説明は『ビットバンクcc』での手数料や評判などを記載していきます。
〇ビットバンク㏄
『ビットバンクcc』は、一般的な仮想通貨取引所としての認識されている場所です。ドメインは『https://bitbank.cc/』。ビットコイン以外にもアルトコインとの交換も可能となっています。
〇ビットバンクトレード
『ビットバンクトレード』は、レバレッジを効かせた取引が可能なビットコインFXのための取引所です。ドメインは『https://www.bitbanktrade.jp/』。
取り扱い通貨
通貨名 | 単位 | 特徴 |
ビットコイン | BTC | 言わずと知れた仮想通貨の代表的存在 |
リップル | XRP | 送金技術に優れた仮想通貨。国内での取り扱いはまだ少ない |
ライトコイン | LTC※ | ビットコインの弟分的存在。発行枚数が多く、送金速度も速い |
イーサリアム | ETH※ | 自由度の高いアプリケーションプラットフォーム。ビットコインに次いで時価総額2位 |
モナーコイン | MONA | 日本初の仮想通貨。コアなファンが多く、最近暴騰して仮想通貨界隈を沸かせている |
ビットコインキャッシュ | BCC | ビットコインのハードフォークによって誕生した仮想通貨 |
※はBTCとのペアのみ
ビットバンクの取り扱い通貨は上の通りです。代表的な仮想通貨は取り扱っています。特に著者個人的に注目している点は、『リップル』を取り扱っているところです。
代表的な国内取引所ではまだまだ取り扱いが少なく、『コインチェック』からしか買えない状況でしたが、コインチェックはあくまでも『販売所』です。
スプレッドが大きくなってしまいがちなので、ビットバンクでアルトコインの手数料を抑えながら取り引きできるところは大変ありがたいことかと思います。
手数料
〇売買手数料
メイカー | テイカー | |
ビットコイン | マイナス0.05% | 0.05% |
アルトコイン | マイナス0.05% | 0.25% |
ビットバンクの売買手数料は上の通りです。マイナス手数料とは、取り引きをすればするほどそのパーセンテージ分の仮想通貨が増えるということになります。
金額はそこまで大きくならないので過度な期待は持たない方が良いのですが、それでも手数料を気にすることなく取り引きできるという点においてもありがたいですね。
取り引きの方法の違いで、テイカーは注文板を基に決められた価格ですぐに取り引きをすることができる方法で、メイカーは自ら金額を指定して注文すると方法です。
テイカーは、すでに出されている注文で売買することになりますので、すぐに取引成立しますが、メイカーはその金額での買い手・売り手が現れるまで取引成立はしません。
〇入出金手数料(日本円)
銀行入金手数料 | 振込手数料を自己負担 |
銀行出金手数料 | 3万円未満:540円 3万円以上:756円 |
上の表は、日本円をビットバンクに入金もしくはビットバンクから出金する際の手数料です。入出金手数手数料については他の取引所と大きな違いがない印象です。
〇送金手数料(仮想通貨)
BTC | 0.001BTC |
XRP | 0.15XRP |
LTC | 0.001LTC |
ETH | 0.0005ETH |
MONA | 0.001MONA |
BCC | 0.001BCC |
こちらはビットバンク内にある仮想通貨を他のウォレットに送金する際の手数料。この送金手数料はビットバンクに支払うものではなく、マイニングをしてくれている人たちへの報酬となります。
こちらも他の取引所と大きな違いはありません。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、手数料(スプレッド)を大幅に下げることができます。頻繁に取り引きをする方は登録してみてその違いを体感してみましょう。
ビットバンクの実際の評判
以上がビットバンクの特徴でしたが、実際に利用している人たちはビットバンクの使い勝手やサービス、対応などをどのように感じているのでしょうか。
こちらではビットバンクのリアルの評判についてTwitterからいくつか抜粋してみました。
良い評判
まずは、ビットバンクの良い評判についてまとめてみました。
〇アルトコインの取り引きに向いている
ビットバンクは割と日本で1番総合的にアルトコインコミコミで良い取引所だと思いますよ
— ひよこ (@Creeperker) 2017年11月12日
手数料の安さや使い勝手からしてみても総合的に良い取引所だと著者も感じます。どうしてもほかの代表的な取引所の陰に隠れがちですが、わかる人には良さがわかるといったところでしょうか。
〇手数料が安い
前も書いてたけど、同じ質問がったから書いておく。
日本円からリップルを買うなら、お勧めは ビットバンクcc ね。
他の通貨はユーザー少ないけど、リップルに関しては多いから買いやすいし、手数料ゼロ円キャンペーンがデカイ
コイ○チェックは手数料高いよ。
BTCから買うなら海外取引所ね
— かっぱコイン堂貯金を仮想通貨に投資 (@kappazake) 2017年11月19日
ビットバンクの良さはやはり手数料の安さです。特にアルトコインに限定すると、けっこうな差が出てきますので、頻繫に取り引きする方にビットバンクはおすすめです。
〇指値注文ができる
ビットバンクは、下の方で指値しとくと一瞬の爆下げで安く買えるのが面白い(^^) pic.twitter.com/fh0QVDH4sD
— 極悪観音 (@MiyuYastt) 2017年11月2日
手数料の安さと同じような内容になりますが、アルトコインの指値注文ができるとことも魅力ですね。
ツイートの方みたいな注文の出し方もできますし、大きな価格変動があった場合のサーバートラブルの話もビットバンクでは聞きません。
悪い評判
反対にビットバンクの悪い評判についていくつかお伝えしたいと思いますが、結論を申し上げますと、ビットバンクの悪い評判はかなり少ない印象でした。
今回取り上げた内容も「悪い評判」というよりも「こんな特徴」くらいのものでした。
〇知名度が低い?
毎回忘れられるビットバンクさんってば不幸! https://t.co/yID7b6uzJk
— 剣ヶ峰P@Monappy運営 (@kengamineP) 2017年11月8日
悪い評判といことではないのですが、『コインチェック』『ビットフライヤー』『Zaif』の仮想通貨取引所御三家に比べると知名度が低い印象です。
さらにはGMOやSBI、サイバーエージェントなどの大手企業が参入を表明しているなど、今後ビットバンクの存在感も薄れていく恐れがあります。個人的に是非とも頑張ってほしいところです。
〇広告の露出度が高め?
広告の主張が激しすぎてビットバンクが卑猥な感じに、、、 pic.twitter.com/z64xFX7ID0
— 瑠果椪(ルカポン) (@lukaphone) 2017年11月6日
ビットバンクの広告をインターネット上で目にすることは多くないですか?
会社として利益を出すためにもやはり集客をしなくてはなりませんが、ビットバンクが力を入れている広告手法がインターネット広告のようです。
広告を打ち出すことに何も悪いことはありませんが、広告に対してマイナスの印象を持つ人もいるようです。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、手数料(スプレッド)を大幅に下げることができます。頻繁に取り引きをする方は登録してみてその違いを体感してみましょう。
ビットバンクとほかの取引所の比較
最後に、ビットバンクとほかの代表的な取引所とを比較して終わりにしたいと思います。
リンク先にも今回と同じような記事が各取引所バージョンで用意していますので、気になる取引所がありましたら参考にしてみてください。
ざっとまとめてみると、以下のような感じになりました(あくまでも著者の個人的な見解です)。
ビットバンク | コインチェック | ビットフライヤー | Zaif | |
信頼度 | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ |
手数料 | ◎ | △ | × | ◎ |
コインの種類 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
使いやすさ | 〇 | ◎ | ◎ | △ |
ビットフライヤー
テレビCMも放映しており、仮想通貨投資をしたことがない方からの認知度も高いビットフライヤーとの比較です。
〇会社規模
資本金 | |
ビットバンク | 11億3,100万円(資本準備金含む) |
ビットフライヤー | 41億238万円(資本準備金含む) |
資本金で判断すると、ビットフライヤーの規模が大きいということになります。大手企業からの出資も受けており、審査が厳しく広告料もそれなりにするテレビCMを放映しているという点でも規模の大きさはビットフライヤーが上のようです。
取引量も圧倒的にビットフライヤーが多く、例えばですが、ビットフライヤーがモナコインの取り引きを開始した時にはモナコインの価格にも影響を与えました、反対に利用者が多いゆえのサーバートラブルなども起っていたりするのですが…。
〇取引手数料
ビットフライヤーもビットコイン以外『販売所』形式。こちらもかなりの差額になりますので、頻繫に取り引きにはおすすめできません。
反対に長期保有においては企業体力や影響力という点でビットフライヤーが良いかと思います。
〇取り扱い通貨
ビットフライヤーでの取り扱い通貨は、ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、モナコインの6種類。ライトコイン⇔イーサリアムクラシックの違い以外はビットバンクと同じです。
〇使いやすさ
ビットフライヤーもスマホアプリをリリースしており、コインチェックと変わらないくらい使いやすいです(ちょっとチャートの表示がざっくりしすぎていますが)。
コインチェックの項目でもお伝えしましたが、初心者の方は分かりやすい取引所の方が始めやすいでしょう。
企業としての知名度もありますので、これから初めて仮想通貨投資を始めるという方はビットフライヤーから始めてみても良いです。
ビットフライヤーの評判についてはコチラ
登録はコチラからできます。
Zaif
最後に、コインチェック・ビットフライヤーと同じく仮想通貨の取引所として有名なZaifと比較してみましょう。
〇会社規模
資本金 | |
ビットバンク | 11億3,100万円(資本準備金含む) |
Zaif(テックビューロ) | 8億3,013万円(資本準備金含む) |
Zaifは、『テックビューロ』という会社が運営しており、資本金の多さもビットバンクに一番近いです。
テックビューロは、取引所以外にもプライベートブロックチェーン『mijin』の開発や最近話題になったICOソリューション『COMSA』なども手掛けています。
ビットバンクは「大学校」や「ニュース」などといった『教育的』な観点で仮想通貨業界を盛り上げていることに対し、テックビューロは『実用的』な観点でサービスを行っている印象があります。
〇取引手数料
Zaifも『取引所』形式なので手数料もそこまで心配する必要はないでしょうし、マイナス手数料も実施しています。
取り扱い通貨にそれぞれ違いがありますので、そちらで使い分けをしてみてもいいですね(リップル派はビットバンク。NEM派はZaifなど)。
〇取り扱い通貨
Zaifでの取り扱い通貨は5種類。ビットコイン、ネム、モナコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムです。それに加えて独自通貨(トークン)も取り引きされていますので、気になる方はチェックしてみてください。
〇使いやすさ
率直に申し上げますと、初めての方からすればZaifは少し分かりづらいです。また、COMSA始動により利用者が急増したからか、大きな値動きがある時にサーバーが停止するなどのトラブルも度々起こっています。
もちろんテックビューロも改善に取り組んでくれていますので、今後の動向には注目です。
Zaifの評判については以下からご覧いただけます。
Zaifの登録はコチラから!
コインチェック
まずは、仮想通貨取引所としての知名度も高く、使いやすさがうりのコインチェックと比較をしてみましょう。
〇会社規模
資本金 | |
ビットバンク | 11億3,100万円(資本準備金含む) |
コインチェック | 9,200万円(資本準備金含む) |
資本金の多さだけで見ればビットバンクが上ですね。
創立の時期は同じくらいですが、代表取締役の経歴は「もともと仮想通貨に精通していて取引所に参入(ビットバンク)」「もともとエンジニアをやっていて仮想通貨業界に参入(コインチェック)」という違いがあります。
その2つが手数料などの安定感(ビットバンク)と、圧倒的な使いやすさ(コインチェック)という特徴に表れているように感じます。
〇取引手数料
コインチェックは『販売所』形式になっています。売買価格はコインチェック側が決めていますので、結果的にその差額が大きくなってきます。
繰り返しますが、目安として月2回以上の取り引きをするのであればビットバンクがいいかと思います。
〇取り扱い通貨
ビットバンクの6種類に比べて、ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リップル、ライトコイン、NEM、DASH、Monero、Zcash、LISK、Augur、Factom、ビットコインキャッシュと、取り扱い通貨の種類が豊富なのがコインチェックです。
また、全ての通貨で日本円・ビットコインどちらも売買ができるので選択肢も多いですね。
〇使いやすさ
率直に申し上げますと、コインチェックはスマホアプリもリリースされており、非常に使いやすいです。
「頻繫に取り引きをするようであればビットバンク」と先ほどお伝えしましたが、仮想通貨や投資の経験が浅い方は、まずは使いやすくて分かりやすいコインチェックから慣れていく方がいいかもしれませんね。
コインチェックを軸とした評判の記事は以下をご覧ください。
コインチェックへの登録はこちら!
まとめ
いかがでしょうか。著者個人的にはビットバンクは非常に良い取引所だと思います。
利用者数でいえばまだまだ他の取引所に利用者も負けており、大手企業が参入してくるなど、踏ん張りどころではありますが、仮想通貨業界の発展・向上のために頑張って欲しいところです。
今回の評判まとめを見て「ビットバンクいいかも!」と思った方は、ぜひ登録して実際に取り引きをしてみてください。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、手数料(スプレッド)を大幅に下げることができます。頻繁に取り引きをする方は登録してみてその違いを体感してみましょう。