2016年5月24日に公開されたばかりの非常に若い仮想通貨である「Lisk」ですが、リップルやイーサリアムなどのアルトコインに比べて知名度は低いかもしれませんが、すごい技術力や可能性を秘めている仮想通貨なのです。
そんなLiskを保有している方や、購入を考えている方は過去の出来事やチャートの価格推移が気になる所でしょう。
今回は「Liskの過去から現在までのチャートの解説」と「今後のLiskの予定されている動向からの将来性の解説」、そしてチャートは頻繁に見るでしょうから「チャートの見やすいおすすめの取引所・サイト」をお伝えしていこうと思います。
Liskはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨はなんと100種類以上!日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBINANCEへの登録も検討してみましょう。
目次
Liskとはどんな仮想通貨?
まずはLiskとはどんな仮想通貨なのかを簡単に解説していきます。すでにご存知の方は読み飛ばしてしまって構いません。
Liskの現在価格と特徴(2018年5月時点)
|
Liskは公開されて約2年ほどしか経っていませんが、このように数百種類がある仮想通貨の中でも上位に進出してくるほどの力を持ち合わせています。
時価総額に関しても1,135億円と、公開されてからの約2年で急上昇しています。
Liskの特徴|高い技術力と柔軟性なコイン
Liskは、分散型アプリケーションプラットフォーム(DApps)です。どこからでも業務処理が可能で、イーサリアムの仕組みに似ています。それ以外にもLisk独特の特徴が3つあります。
|
ビットコインなどと比べて非常に柔軟な作りになっています。
特徴に関してはかなり長くなりますので、詳しくLiskに関しての特徴を知りたい方は、下記リンクに詳しくまとめてありますので併せてご覧ください。
Liskの誕生から現在までのチャートを価格・出来事と共に解説
ここからは、コインマーケットキャップのLiskチャートを参照しながら、どんな出来事があったのか・その出来事によって価格はどうなったのか、解説していきたいと思います。
Liskのチャート推移解説|2016年
〇2016年5月Lisk誕生から2017年5月
Liskが2016年5月24日に誕生してから約一年間の推移が下記のようになっています。

Lisk公開後、約30円代からスタートし、約10円から約20円を推移していました。その後、2017年3月頃から価格を戻してきます。
これは、ビットコインの上場投資信託化が認められず、Liskなどのアルトコインに流出したことが要因だと考えられます。
Liskのチャート推移解説|2017年
〇2017年6月|blockchain EXPO
しばらく安定していたLiskですが、2017年6月に価格を大きく変動させました。約30円を推移していたLiskの価格が10倍以上にもなったのです。

ここでの要因は、blockchain EXPOにLiskが登壇し、Liskが持つ技術や機能を発信したことで、人気と知名度を一気に上げたことが考えられます。
その後、価格は下落するも最初の1年間に比べると高く約200円代を推移するようになりました。
〇2017年8月下旬|BitBay India上場
2017年8月下旬にLiskは再び価格を高騰させました。

Liskは8月23日にBitBay Indiaというインドの大手仮想通貨取引所に上場し、価格は約230円から約760円と倍以上にまで高騰しました。
他にも、『リブランディング』や『コアアップデート』の発表もあり、Liskの注目度を大きくアップした月になりました。
〇2017年11月|ベルリンミートアップ
2017年9月以降、価格を約500円代で安定していたLiskですが、ここでも倍近く価格を高騰させました。

2017年11月22日にドイツのベルリンにて開催されたミートアップに、Liskが参加したことが今後の期待値を大きく上げたと考えられます。
更に、8月の発表で注目されていた『Liskコアアップデート1.0.0』の日程が発表されたことや、マイニング半減期などの好材料が重なったこともLiskの好材料でした。
〇2017年12月末|仮想通貨市場全体の価格高騰
2017年の年末から年始にかけて仮想通貨市場全体が大きく価格高騰しました。

仮想通貨というものの認知度の拡大や期待値の上昇から、ユーザーの増加や投資家の参入があったことが大きな要因と思われます。
Liskに関しては、12月31日にアップデートを行われる予定もあり期待値の上昇があったと考えられます。これにより再び倍以上の価格高騰をみせました。
Liskのチャート推移解説|2018年〜現在まで
〇2018年1月|ビットフライヤー上場
12月31日予定していたアップデートは延期になりましたが、ここでもLiskの価格が高騰しました。

日本国内最大級の仮想通貨取引所『ビットフライヤー』に上場の噂が流れたことが大きな要因と考えられます。
アップデートが延期になったのも、ビットフライヤーに上場が決まった影響では?という噂もあります。この時、価格が最大で60%以上の高騰を見せました。
〇2018年3月から現在
ビットフライヤー上場後、安定した推移をしていたLiskですが価格が下降していってしまいます。

『コインチェックのNEM流出事件』『USテザー問題』など、仮想通貨市場全体の不安要素が多くあったこの時期は、Liskに関しても価格の低下に大きく影響しました。
約3800円から徐々に下降し現在では約1000円前後を推移しています。
Liskの今後のイベント・出来事から将来性を予測
誕生からわずか2年で大幅に価格高騰を見せたLiskですが、今後も目が離せないイベントがあります。
ここからは、今後注目のイベントや予定を紹介していきます。
2018年Liskのチャート・価格を左右しそうなイベント・予定
Liskに関する今後好材料になりそうなイベントや予定は以下の通りです。
〇Liskコアアップデート1.0.0
3月にアルファ版、そして4月10日にLiskコアアップデート1.0.0ベータ版がリリースされ今後正式版がリリースされますので期待できますね。
内容に関してはかなり長くなり、専門的な言葉だらけなので割愛しますが、性能の向上や手数料の改善などの改革という感じで覚えておいて下さい。
手数料の改善や性能の向上から今後のLiskへの注目度や期待度からチャートや価格に関しても動きが出ると予想できますね。
〇SDK配布
SDKとはソフトウェア開発キット(Software Development Kit)の略称で、開発元が開発環境を提供するための総合的なツールの事です。
Liskの場合のSDKとはLiskを開発するための開発環境や説明の資料でして、これを2018年の4月より開発者向けに配布するのです。
Liskの技術力や開発のスピードの向上や発展に繋がると考えられますので、こちらもチャートや価格への影響が期待できますね。
〇分散型取引所
Lisk社のマックス氏は前回のミートアップでも取引所、サーバーに関しても分散させ、顧客の資産がより安全に管理できるようにしたいと発言しておりました。
このLiskがやろうとしている分散型取引所に関して、まだ確かな情報は発信されておりませんが、今後のLiskの動きに期待できる方向性の一つだと言えます。
〇半減期
Liskは2016年5月24日に取引が開始され、毎年11月になると他の通貨でいう半減期を迎えます。(Liskの場合は半減というよりも減少という感じなので少し意味合いが違うのですが、わかりやすく半減とここでは伝えております。フォージング報酬が1LSK減少するのです。)
半減期は毎年設定されており、前回の半減期も上記でご紹介した通り価格上昇が起こっていたり、Lisk以外の通貨に関しても「半減期→価格上昇」という傾向が多く見られていますので期待できますね。
Liskの半減期に関してはhttp://www.liskdelegate.io/で正確な日にちが確認できますので参考にしてみて下さい。
以前のモナコインが半減期になった際のチャートを単純比較にはなりませんが、参考程度に添付しておきます。

モナコインの半減期は約3年に一度に設定されており、その「半減期」が2017年7月16日にありました。
基本的に半減期の直前(1~2か月前)から価格は上昇し始めると言われていますが、モナコインの今回の半減期では実施される15日以上前から価格が一気に倍増しました。
このチャート推移がLiskでも起こるかどうかはわかりませんが、著者個人的には大きく期待しています。
参考記事「急激に高騰したモナコインの半減期」
Liskのチャートを確認する際のおすすめ取引所・サイト
次にLiskのチャートを確認する際のおすすめの取引所やサイトのご紹介をします。
それぞれにおすすめのポイントがありますので、ご自身にあったチャートを探す際の参考にしてみてください。
ビットフライヤー(スマホアプリ版)|見やすい・使いやすい
まずは仮想通貨取引の初心者の方におすすめなビットフライヤーのチャート画面をご紹介します。
実際のチャートは以下のようになっています。

- 表示したい時間・期間を選択
- 現在のライトコインの価格が表示されます。
- 価格の軸
- 時間軸
価格推移や現在のレートなども日本円での表示で、初心者の方でも見やすいのでおすすめです。
線チャートでなおかつ現在価格も一目でわかるのでパッと見て確認したいときなどはとても重宝します。
さらに詳しく知りたい方は下記リンクをあわせてご覧下さい。
バイナンス|細かい設定やカスタムが可能
次に中国の取引所「バイナンス」です。Liskを含めたアルトコインの取り扱いの種類がとんでもなく豊富なことで有名ですね。
さらにはチャートの機能に関してもとても優秀です。以下が実際のバイナンスのチャート画面です。

①期間設定
チャートに表示される期間の単位を「週・日・時・分」単位に切り替える事ができます。
②深度図への切り替え
買いの量が多いのか、売りの量が多いのかを視覚的にパッと確認できる深度図に切り替える事ができます。
③チャート画面の拡大・縮小
チャート画面の拡大、縮小を切り替える事ができます。
④価格
価格の確認ができます。枠で囲われている数字が現在の価格、一番上に表示されている価格数字が、設定期間内での最高価格、逆に一番下の価格数字が最低価格です。
⑤ボリューム(取引量)
設定期間における取引量の確認ができます。
⑥MACD
2種類の移動平均を使ってトレンド分析が確認できます。
⑦期間
設定した期間単位によって表示期間が変わります。
⑧移動平均線
3種類の期間の移動平均線が確認できます。
- 赤…長期的
- 青…中期的
- 黄色…短期的
このような役割になっております。
簡単に説明すると各期間の「流れ」を線にして確認しやすくなっているということです。
以上が簡単な機能説明になります。
ビットフライヤーに比べ難しく感じるかもしれませんが、チャートを使った様々な検証や予測を立てる際に必要な機能がしっかりと盛り込まれていますので、仮想通貨取引の中級者〜上級者の方におすすめです。詳しく知りたいという方は下記にかなり詳しく書いたので併せてご覧ください。
CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)|様々な通貨の時価総額やランキングも確認できる
最後に、コインマーケットキャップというサイトのご紹介です。

- ①表示したい時間・期間の選択
- ②・③では、期間の指定
- ④ライトコインの総資産軸
- ⑤ビットコインの価格
- ⑥ライトコインの価格
- ⑦はボリュームといい、売買された量
- ⑧でチャートに表示したいデータを選択
今回の記事のチャートに関しては、全てコインマーケットキャップから引用しました。
チャート上表示されるレートはUSD(ドル)での表記ですが、ビットコインとの比もでき、ライトコインの市場登場から現在までの推移が確認できるので便利です。
日本国内の取引所では確認できないアルトコインも多数表示されるので、見ていて楽しくなりますね。
まとめ
今回は、開発から約2年で大幅に価格を高騰させたLiskにフォーカスをあて、誕生から現在までのチャート推移を元に、出来事の解説からLiskの将来性の解説、Liskチャートの見やすい取引所・サイトを紹介させて頂きました。
今後も様々なイベントを控えているので、Liskのチャート推移を分析し購入のタイミングを見極めてもらえれば幸いです。
初めての方でも今回紹介した取引所・サイトで十分にLiskのチャートを簡単に確認することもできますので、ぜひ参考にしてみてください。
Liskはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨はなんと100種類以上!日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBINANCEへの登録も検討してみましょう。
[…] 参考記事:https://hajimete-tousi.com/archives/149/ […]
[…] 参考記事:https://hajimete-tousi.com/archives/149/ […]