NISAで口座開設する方法とメリット・デメリットまとめ

NISA(ニーサ)とは、正式には「少額投資非課税制度」のことで、2014年から始まった制度のことです。さらには、2016年には非課税枠の増額やジュニアNISAなども始まり、テレビCMも多くされているため、NISAをきっかけに投資に興味を持った方も多いと思います。

実際に、NISAの目的としては、少しでも多くの国民に投資を実際に始めていただくために始まった制度ですが、NISAの口座開設を行なうにはメリットだけではありません。

そこで今回は、NISAで口座開設をするメリット・デメリットと、NISAの口座開設の方法について解説していきたいと思います。

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NISAとは?|仕組みと概要

それではまず、NISAの口座開設のお話に移る前に、「NISAとは何なのか?」ということを簡単にご説明していきたいと思います。すでにご存じの方はこちらの項目は読み飛ばしていってもらって構いません。

NISA口座開設の推移

まず、実際にNISA口座を開設している人の推移ですが、金融庁によると2016年6月時点でNISA口座の開設数は1,030万口座ありました。

NISA口座開設の推移

参照「金融庁|NISA制度の効果検証結果

NISAの導入初年度は、かなりのペースで口座開設がされていましたが、年々口座開設のペースは落ちていっています。一方、平成28年に非課税投資額が120万円にまで増額されたことから、買い付け額は上昇傾向にあります。

投資での利益が非課税になる

NISAの主な特徴を端的に申し上げますと、少額での投資の利益が非課税になる制度です。これから投資を始めようとされている方は、そこまで高額な投資資金を投じることも少ないため、まさに投資初心者向けの制度だと言えます。

非課税投資額は120万円

それでは、具体的にどのようにして非課税になるかと言うと、まず、毎年120万円までの非課税投資額が設けられています。年間投資額が120万円を超えなければそれに対する投資からの利益(値上がり益や配当金)が非課税となります。

20.315%の税金が非課税になる

これにより、本来の特定口座・一般口座で開設した場合の投資の利益では、20.315%の税金が発生することに対し、NISA口座を開設することにより税率が0%となります。

NISA口座開設は1人1口座

しかし、NISA口座には1人1口座というルールがあります。つまり、Aの証券会社にNISAで口座を開設したのであれば、A以外の証券会社でNISA口座を開設することができません。

ただ、年に一度であれば、金融機関を変更することが可能ですので、A証券会社にNISA口座を開設した翌年にB証券会社にNISA口座を変更することは可能です。

NISAは2023年まで|適応期間は5年間

NISAが適用されたのは2014年のことです。2023年がNISA口座の最終年となるため、2024年以降は一般口座か特定口座の課税口座でしか口座開設できなくなります(制度改正により変わる場合はあります)。

また、NISA口座を開設した後は、5年間の非課税期間があります。6年目以降は通常の課税口座に投資商品は移管されます。今回は省きますが、NISA口座のロールオーバーという方法もあります。

2016年から新設のジュニアNISA

それまでのNISAの適用年齢は20歳以上の成人に限られていました。しかし、2016年からジュニアNISAというものが始まり、0歳から19歳までのお子様に対してもNISA口座を開設できるようになりました。

用途としては、お子様の学費などを準備しておくための貯蓄としての目的が多くあります。学資保険などの金融商品と上手に使い分けていきましょう。NISAとの違いは、年間の非課税額が80万円までとなっているところです。

NISAで口座開設するメリット

それでは、実際にNISA口座を開設するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?上記と似通る部分がありますが、NISA口座開設のメリットをまとめてみました。

非課税枠の有効利用

お伝えのように、NISA口座の非課税枠を利用することで、投資の利益に対する税金が変わってきます。例えば、NISA口座で100万円の株式投資を始めたとします。5年後に株価が3倍になり売却したとすれば、200万円の利益が出たことになります。

この場合、通常口座であれば200万円の利益に対し20%の税金が発生し、40万円の所得税が発生することになります。しかし、NISA口座を利用していたことにより、今回の税金は0円になります。あくまでも例ですが、このケースでは40万円お得になったということです。

確定申告が不要になることも

非課税枠が使えるということは、課税を申請するための確定申告を行わなくてもいいケースが出てきます。会社員やご自身のお仕事をしながら投資をやっていく方がほとんどでしょうから、確定申告の手間が省けるとなると大きなメリットですね。

NISAで口座開設するデメリット

このように、いい点ばかりに目を向ければかなりお得なNISA口座。しかし、必ずしもメリットだけではありません。こちらではNISA口座を開設するデメリットをお伝えしていきます。

損益通算ができない

NISA口座のデメリットの一つが、損益通算ができないということです。損益通算(そんえきつうさん)とは簡単に言うと、AとB別々の口座や商品で損が出た場合、その損失分を他の口座や商品での利益と差し引きをするということです。

例えば、Aの口座で年間50万円の利益が出たとします。一方B口座で30万円の損益が出たとしましょう。損益通算により、合計20万円の利益として計上することができ、結果的に税金を下げることができあます。

しかし、NISA口座には、この損益通算をすることができません。つまり、NISA口座で損失ばかり出してしまったのであれば、それはマイナスにしかならず、さらにほかの口座と損益通算もできないので、ただ単に足を引っ張ってしまっているという状態になります。

損失繰り越しができない

また、損失が出た際の繰り越しもNISA口座ではできません。通常であれば、投資によって損失が生じた場合は、税金も発生しませんし、その損失を翌年にまで繰り越すことができます。

例えば、投資1年目で10万円のマイナスを出してしまったものの、翌年に挽回し、50万円の利益を出したとします。そうすると、前年の損失を繰り越しし、合計40万円の利益分が課税対象となります。この損失の繰り越しは最大3年間可能です。

しかし、NISA口座では、損失の繰り越しができません。このように、NISA口座では損失を出した時のデメリットが大きいのです。

そもそも確定申告の必要がないケースも

確定申告が必要になってくるケースとして、給与以外の所得が年間20万円以上になった場合という基準があります。つまり、会社員の方で給料以外の収入がない方は、そもそも確定申告を行う可能性が低いとも言えます。

例えば、NISAの最大非課税投資額である120万円で年間20万円以上の利益を出すとなると、利回り16%以上の投資運用をしなくてはなりません。正直言うと、投資初心者でなくても年間16%という数字を出すことは至難の業です。

会社員の方で、給料以外の収入が無い方はそこまでNISA口座にこだわる必要性は低いと思われます。

NISAで口座開設すべき人・そうでない人

それでは、それらを踏まえてNISA口座を開設すべき人とそうでない人をそれぞれ挙げていきます。

NISA口座を開設すべき人

少額投資をお考えの方

まず、「少額投資非課税制度」と言うだけあって、そもそもある程度の投資資金をお持ちの方は、NISA口座で開設すべきではありません。年間投資額120万円以内(月平均10万円未満)の少額投資をお考えの方がNISA口座の対象です。

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長期投資をお考えの方

NISA口座は、長期投資に向いています。短期間で金融商品の売買を行なっていると、NISAの非課税枠もすぐにオーバーしてしまいかねません。長期的な投資信託などをお考えの方にはNISA口座は適していると言えるでしょう。

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リスクの低い投資をお考えの方

デメリットでもお伝えしましたが、NISA口座で損失を出してしまうと、他の口座などに対しても足を引っ張る事態になりかねません。NISA口座で投資を始めるのでしたら、損失の心配が比較的少ないリスクが少ない投資に対して口座開設するようにしましょう。

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自営業や副業などでの収入もある方

収入が会社員の給料一本の方は、今回始める投資で相当な利益を出さない限り、そもそも所得税の非課税になることがほとんどです。逆を言えば、自営業者や副業などで給与以外の収入がある方は、NISA口座によって投資分の税金を下げることも可能ですので、検討の余地は大いにあります。

NISA口座を開設すべきでない人

上記の項目と正反対の方、すなわち

  • 高額な投資資金がある方
  • ハイリスクな投資をお考えの方
  • 短期での投資をお考え方
  • 会社員で給料以外の収入が無い方

は、NISA口座を開設するメリットはあまり大きくないと言えるでしょう。

NISAの口座開設の方法

それでは、主に上記のNISA口座を開設すべき人に当てはまった人向けになりますが、実際のNISA口座開設方法についてご説明していきます。

各金融機関に口座開設の申し込み

まずは、NISA口座を開設する金融機関(証券会社や銀行)を選びます。各金融機関のHPに行くと、NISA口座開設のページへのリンクが貼ってあるかと思いますので、そちらをクリックします(大抵「NISA口座開設はコチラ」などと目立つ感じで設置されていると思います)。

その金融機関の会員になっていなければ、住所や氏名などの個人情報を入力し、NISA口座開設の申込書類を送付してもらう手続きを行います。特に難しいことはなく、各サイトの説明に沿って進めていただければと思います。

必要書類の提出

サイト上で申し込み完了すると、後日、記載した住所あてに申込書類が送られてきます。金融機関にもよりますが、おおよそ1週間前後で届くでしょう。そちらに必要書類を添付して、再び金融機関に送り返します。

NISA口座開設の必要書類

NISA口座開設に必要な書類は、

  • 本人確認書類
  • マイナンバー
  • 住民票の写し

この3点です。住民票の写しは発行から6か月以内のものを使用します。本人確認書類は、金融機関にもよりますが、主に運転免許証・健康保険証・パスポートなどがあります。ただ、マイナンバーや住民票の写しを提出することになりますので、別途要求されないことも多いです。

金融機関から税務署への申請

金融機関がNISA口座開設の申込書類を受け取ると、税務署へと申請を行います。この間おおよそ1~2週間です。

口座開設完了

申請に不備もなく、税務署からの許可が下りれば、金融機関からNISA口座開設完了のお知らせ届きます。各金融機関のウェブサイトにログインすることでNISA口座での投資を始めることが可能です。

NISA以外の口座開設の方法

いかがでしょうか。以上がNISA口座開設についてです。ただ、上記でも述べたように、NISA口座にはデメリットもあり、わざわざNISA口座開設をするべきではない人もいます。

そのような方は、「特定口座」や「一般口座」で証券会社などの金融機関から口座開設を行っていきます。NISA口座開設以外の内容は以下の記事を参考にしてみてください。

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まとめ

いかがでしょうか。国を挙げて大々的に促進しているNISA口座の開設です。確かにそれまで投資に興味がなかった方にとっても大きなきっかけになりました。しかし、ただ単にNISA口座を開設した方と言って、それがお得になるとは限りません。

あなた自身でもきちんと投資のことを勉強し、適した方法で口座開設をしていくことが投資での成功の第一歩でしょう。

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