2016年5月24日に公開されたばかりの非常に若い仮想通貨である「Lisk」ですが、最近だと2月20日にリブランディングが行われたりと少し話題になったのも記憶に新しいと思います。
今回はそんなLiskが今後控えている大きなイベントであるアップデートに関して、何が変わるのか?当初は2017年夏頃に予定されていたアップデートが12月、1月と過去何回も延期になっているのですが、最新版のスケジュールや情報をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
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目次
Liskの概要
まずはLiskとはどんな仮想通貨なのかを簡単に解説していきます。すでにご存知の方は読み飛ばしてしまって構いません。
Liskの現在価格と特徴(2018年5月時点)
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CEO兼共同創業者マックス・コーデック氏と、共同創業者オリバー・ヘッドウズ氏によってLiskは開発されました。

Liskは公開されて約2年ほどしか経っていませんが、このように数百種類がある仮想通貨の中でも上位に進出してくるほどの力を持ち合わせています。
時価総額に関しても1,178億円と、公開されてからの約2年で急上昇しています。
Liskの3つの特徴|高い技術力と柔軟性なコイン
Liskは、分散型アプリケーションプラットフォーム(DApps)です。どこからでも業務処理が可能で、イーサリアムの仕組みに似ています。それ以外にもLisk独特の特徴が3つありますのでご紹介していきます。
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ビットコインなどと比べて非常に柔軟な作りになっている仮想通貨Lisk。
特徴に関してはかなり長くなりますので、詳しくLiskに関しての特徴を知りたい方は、下記リンクに詳しくまとめてありますので併せてご覧ください。
Lisk core 1.0.0アップデートとは?
では早速Liskのcore1.0.0アップデートに関してお伝えしていきたいと思います。
アップデートされる内容やスケジュール、2月20日に行われたリブランディングとの違いは?などわかりやすく解説していきたいと思います。
Lisk core 1.0.0アップデートの概要|アップデートの内容は?
設立者の一人であるOliver氏はLisk core 1.0.0アップデートのゴール(目標)を以下のように発表しております。
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わかりやすくこちらを解説すると、
- 従来よりも使いやすく、わかりやすくする事でプラットフォームへの参加が容易になる
- データの処理速度をよりスマートに行えることを可能にする
- Liskがチームを組織し、指導していく
ということになります。
そして現段階の進捗ではゴールである5つの項目はすでに全て完了しており、最終的な品質保証のチェックを行っている段階だそうです。
さらにアップデート後にも「手数料改善の取り組み」や「性能の向上」をおこなっていく事を発表しております。下記のLisk公式のブログにもアップデートや、リリースの進捗があるたびに更新されていますので参考にしてみてください。
リンクサイト「Lisk公式ブログ」
アップデートのスケジュール・日程
次に気になるアップデートの日程やスケジュールを確認していくのですが、結論から伝えると「完全には決まっていない」のです。
「LISK は core 1.0.0 から本格的に動きだす」というのが開発メンバーはもちろん、ユーザーも共通の認識であり、まだまだ今までのLiskは開発段階という意味でした。
下記で今までの流れと、なぜまだアップデートされないのか?の疑問を解消していきたいと思います。
〇繰り返されるアップデートの延期
当初は2017年の夏頃にアップデートの予定でしたが、その後12月→2018年1月→2018年3月以降という形で延期が繰り返されています。
この延期にはLiskの「スピードよりもクオリティ」という方針の元、無理に進めるよりも慎重に良い物を開発する、という信頼がおける意味があるのです。。
そして2018年現在全く進んでいないわけではなく、
- 3月15日:Lisk core1.0.0アルファ版のアップデート完了が発表
- 4月10日:Lisk core1.0.0ベータ版がリリース
というようにアルファ→ベータ→正式版の流れのなかで、最終段階までアップデート完了は進行していると言えるのです。
慎重にチェックを行っており、とことん質にこだわるLiskの方針が伺えます。正式にLisk core1.0.0アップデートが完了した際には大きく期待ができますね。
アップデート=リブランディング(リローンチ)ではない|リブランディング(リローンチ)の詳細を解説
2018年に入り大きなイベントであったLiskの「リブランディング(リローンチ)」というものがありました。
リブランディング(リローンチ)記念して、Lisk社は正式なリブランディングイベントを2月20日ベルリンで開催したのもまだ記憶に新しいと思います。
よくアップデートと勘違いをしてしまっている方がいますが全く違うので、こちらに関してもわかりやすく簡単にお伝えしておきます。
〇Liskのロゴの変更
Liskのロゴが新しくなりました。

以前の結晶のような雰囲気も残しつつ、シンプルなデザインになりました。新しいロゴに関する動画も公開されていますのでご覧ください。
〇Liskの企業目的と意義の明確化
Lisk社は『We enable blockchain creators』と掲げ、和訳すると「ブロックチェーン・クリエイターを可能にさせること」つまり、開発者達に向けてLiskのブロックチェーンの開発プラットフォームを提供し、一般の技術者がLiskの技術を利用し開発したアプリなどを一般利用者が使用することで相乗効果を生まれることを目標・会社としての意義として明確化しました。
簡単に解釈すると「ブロックチェーン技術を一般の方にも利用しやすくする」という事です。
〇新たなホームページと新サービスの提供
仮想通貨の初心者〜ベテランのすべての開発者に受け入れられるようなホームページを公開しました。このホームページから今後は動画でのコンテンツ、イベント、ニュースなどを提供、配信していくようです。
ホームページの新デザインと共に、Lisk Hubというアプリケーションを新たに開発し、Liskコインの管理やその他のサービスの基本的な操作がこのアプリケーションで可能になります。今後サービスに関しても随時更新予定になっています。
更にリブランディング(リローンチ)に関しての情報は下記のYoutubeで確認できますので、気になる方はご覧ください。
アップデートによるLiskの価格・チャートへの影響
アップデート最終段階という事で気になるチャートの動きですが、大きく期待できる好材料と言えます。
しかし実際にどうなるかはわかりませんが、過去にリスケになった際などのアップデートに関するタイミングでのチャートの動きをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
2017年夏頃|当初アップデート予定時のチャート

当初アップデート予定であった夏頃のチャート推移になります。
7月に入る頃は230円ほどでしたが8月に大きく価格上昇を見せました。
アップデートの期待もあるかもしれませんが、大きい要因としては8月23日にBitBay Indiaというインドの大手仮想通貨取引所にLiskが上場した事が大きかったのではないかと思います。
しかしながら、Liskの注目度を大きくアップした月になりました。
2017年12月|2度目のリスケ時のチャート

夏頃を過ぎ、Liskのアップデートも延期という事で価格に関しても落ち着いていましたが、11月の半ばから再度大きく価格を上昇させました。
これは2017年11月22日にドイツのベルリンにて開催されたミートアップに、Liskが参加したことが今後の期待値を大きく上げたと共に、8月の延期で注目されていた『Liskコアアップデート1.0.0』の詳細が発表されたことも重なっての大きな価格上昇といえるでしょう。
2018年1月|3度目のリスケ時のチャート

再度2018年1月に延期されたアップデートですが、一月中旬あたりから価格が上昇しています。アップデートの期待もあるとは思うのですが、ここで注目されていたのは、日本国内最大級の仮想通貨取引所『ビットフライヤー』に上場の噂が流れたことが大きな要因と考えられます。
この1月のアップデートも結果として延期になったのですが、延期になった理由が「ビットフライヤーに上場が決まった影響では?」という噂もあります。この時、価格が最大で60%以上の高騰を見せました。
以上のようなチャートの動きがアップデート関連の期間でありました。
その他Liskに関する過去の出来事・チャートの推移など下記の記事にかなり詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はLiskのアップデートに関してお伝えさせていただきましたが、ぜひ今後の参考にしてみてください。
1年近い延期を繰り返していますが、無理に開発し事故や事件になり信頼や信用を失ってしまうよりも、時間がかかったとしても素晴らしいアップデートを完了してくれることを著者個人としては期待しております。
仮想通貨に関しての信頼性は今後の「仮想通貨市場の価値」に関わりますし、何よりも安心安全で利便性の高い世の中になって欲しいと思っています。
今後も更新があり次第情報を共有していきたいと思います。
Liskはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨はなんと100種類以上!日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBINANCEへの登録も検討してみましょう。