証券口座の特徴まとめ|投資方法別の判断基準と開設方法

投資と言っても様々な方法がありますが、その多くが証券会社を通して行います。投資方法によって様々な知識を身に付けていくことになるでしょうが、投資を始める第一歩は、実は証券口座を開設することだったりします。

数多くの証券会社が存在する中で、どの証券口座を開設すればいいかと悩んで、なかなか投資を始められていない方は、意外と多いんです。そこで、今回は証券口座を開設するにあたって、投資方法別の証券口座開設のコツをお伝えします。

あなたに適した証券口座を見つけ、投資を始める第一歩を進んでいただけると幸いです。

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投資方法別の証券口座の選び方

それでは、さっそく証券口座の選び方をお伝えしていきたいと思います。このコラムを読んでいる方の多くは、「どのような投資をしていくか」おおかたイメージはしているでしょうから、投資方法ごとで証券口座の選び方のコツをお伝えしていきます。

投資信託の場合|証券会社によって取り扱い本数が違う

投資信託で証券口座を開く場合、まずはその証券会社の投資信託の取り扱い本数をチェックすることが良いでしょう。というのも、投資信託は購入後の運営は証券会社が行ってくれますので、どの商品を買うかがキモになります。

単純な話で取り扱い本数が多いということは、それだけ選択肢も広がりますので、投資信託の取り扱い本数が多い証券口座を開設することが一番手っ取り早いと言うことです。投資信託の取り扱い本数が多い証券会社は以下のものがあります。

≪証券会社ごとの投資信託取扱数≫2017/3/30時点

証券会社 投信取扱数
SBI証券 2,481本
楽天証券 2,396本
カブドットコム証券 1,043本
マネックス証券 983本
フィデリティ証券 527本

初心者に優しいノーロード投資信託

また、投資初心者の方に注目しておいて欲しい投資信託にノーロード投資信託があります。ノーロード投資信託とは、購入時の手数料が無料になっている投資信託のことで、リスクを抑えて投資信託を始めることができます。

さらに、ノーロード投資信託には市場の株価指数とほぼ同じ値動きをするインデックスファンドが多く、さらにリスクを下げることができると言えるでしょう。ノーロード投資信託の取り扱い本数が多い証券会社には以下の証券会社があります。

≪証券会社ごとのノーロード投信取扱数≫2017/3/30時点

証券会社 ノーロード投信取扱数
SBI証券 1,120本
楽天証券 1,111本
マネックス証券 383本

少額でも始めやすい積立投資信託

さらに投資信託は、投資資金を積み立てていくことも可能です。これにより、一度に高額な投資資金を投じるのではなく、毎月コツコツと数千~数万円の出資で投資を始めることもできます。

イメージとしては、毎月の貯蓄や養老保険や学資保険などの積立保険に近いでしょう。投資にいまいち踏ん切りが付かない方は、積立投信の取り扱いが多い証券会社もチェックしておきましょう。

≪証券会社ごとの積立投信取扱数≫2017/3/30時点

証券会社 積立投信取扱数
SBI証券 2,318本
楽天証券 2,274本
カブドットコム証券 970本

少額投資のススメ|投資は数千円の少額から始められる!

2016年12月1日

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2016年12月15日

株式投資の場合|銘柄>ツール>手数料

株式投資の場合、証券会社に任せっぱなしというわけには行かず、銘柄を選ぶセンスや知識、売り買いするタイミングなども重要になります。そこでまずは、気になる銘柄を取り扱っているか?これを第一基準にしていいでしょう。

次にツールの使いやすさや手数料の安さで見ていきます。それらを含めると

  • 松井証券
  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • カブドットコム証券
  • GMOクリック証券

などが分かり易いでしょう。これらの証券会社について詳しくは後述いたします。

債券投資の場合|大手の証券会社から選ぶ

債券投資の場合、どこの証券口座を開いても大きな差がないことが正直なところです。なので、誰もが聞いたことがある大手や銀行系の証券口座を開設して問題ありません。

  • 野村証券
  • 大和証券
  • SMBC日興証券
  • みずほ証券

などは、誰もが聞いたことがある証券会社ですね。利便性を求めるならネット証券での口座開設を検討してもいいですね。

債券とは|種類と仕組みとメリット・デメリット

2017年3月16日

FXの場合|ツールやサポート体制

FXの場合、日々の取引回数が多くなってきます。つまり、使いやすさに重きを置いて良いかと思います。スマホで取引を行う予定であれば、現在はスマホでも非常に見やすいツールを導入している証券会社も多くなっています。

また、

  • 24時間のサポート体制はあるか?
  • 電話対応してくれるか?
  • 通話料はかからないか(フリーダイヤルか)?

などのサポート体制も判断基準の重要度は高めです。

FXの口座開設をするメリット・デメリットと失敗しない業者選びのコツ

2017年1月26日

各証券口座の特徴まとめ

以上が投資方法別の証券口座を開設する場合の判断ポイントです。これはあくまでも目安の基準なので、正解・不正解はありません。上記でもいくつかご紹介していますが、こちらでは具体的に各証券会社の口座の特徴をお伝えしていきます。

SBI証券

ネット証券最大手となるSBI証券ですが、上記でも度々登場しているように、投資信託や株式など商品の取り扱い本数が充実しています。また、IPOの取り扱い数がダントツに多いのも特徴です。

人気、口座開設数もネット証券で1番を誇っており、その人気のワケは使いやすい多機能な情報ツールが無料で使えることです。投資初心者でもある程度慣れてきた方でも、ぜひとも開設しておきたい証券口座の1つですね。

楽天証券

ご存知、楽天グループの証券会社。楽天証券。ネット証券でも力を付けてきており、投資信託や海外投資の取り扱い本数は、ネット証券でもトップクラスです。

なんといっても楽天証券では、たびたび口座開設キャンペーンを行っており、高い楽天ポイントが還元されると言うことです。楽天ポイントを貯めている・使っている方は楽天証券で口座開設してみましょう。

マネックス証券

マネックス証券の最大の特徴は、手数料の安さと分かりやすさです。投資初心者でも無理なく口座開設をすることができるでしょう。また、米国株の購入を検討中の方は、マネックス証券が取り扱いも充実しています。初心者の方はミニ株を取り扱っているところもポイントです。

松井証券

松井証券の大きな特徴は、10万円以下の取引の手数料が無料となっているところです。これは、少額で投資を始めようとしている方にも耳寄りな情報ですし、1日に何度も取引をするデイトレーダーもこの仕組みを上手く活用することで日々積み重なってくるコストを大幅に下げることができます。

GMOクリック証券

GMOクリック証券の魅力も、手数料の安さにあります。特に、50万円以下の取引手数料が格段に安く、10~50万円規模での投資を検討中の方には、ぜひ開設を検討していただきたい証券口座のひとつです。

カブドットコム証券

まず、三菱UFJファイナンシャルグループの証券会社ですので、安心感が大きいでしょう。特徴としては、プチ株や積み立てが充実しており、現在そこまで高額な投資資金をお持ちでない方でも、分散投資として始めやすいと言うところです。

フィデリティ証券

投資信託と言えば、フィデリティ証券と言えるほど投資信託に力を入れている証券会社です。投資信託をお考えでしたら、フィデリティ証券も検討しておきましょう。

ライブスター証券

ライブスター証券も手数料の安さに魅力がある証券会社です。また、新規口座開設では、どれだけ取引をしても2か月間手数料がかかりませんので、初心者の方がとりあえず口座開設してみるのも良いかもしれませんね。

DMM.com証券

FXに関して非常に力を入れているDMM.com証券。グループ会社がDVDレンタルや動画配信で名が通っていることで、安心と信頼感もあるでしょう。FX口座開設数も上位に来ていますので、FXのみに絞れば口座開設数も検討してみてください。

インヴァスト証券

日経平均株価やTOPIXの動きに合わせたETF(上場投資信託)に力を入れている証券会社です。また、FX自動売買システムの『シストレ24』も有名で、自動売買ツールが利用できる点が大きな魅力です。

証券口座を開設する手順と注意点

いかがでしょうか。様々な証券口座があり、キャンペーンも多くやっていますので、目移りしてしまうかもしれませんが、2~3個口座の目星を付けて実際に証券口座を開設してみましょう。

こちらでは、証券口座を開設する手順と注意点についてご説明していきます。詳しくは「投資の口座開設方法」に記述しましてので、そちらもご覧いただければと思います。

一般口座と特定口座の選び方

証券口座を開設するにあたって、『一般口座』『特定口座』というものが必ず出てきます。初めて口座開設をされる方は「どっちにすればいいんだ?」と、必ずつまずく部分ですので、答えを言っておきますね。

投資初心者の方はまず、特定口座で口座開設を行いましょう。理由としては、特定口座で口座開設することにより、確定申告の手間を省くことができるからです。いきなり投資一本で食っていこうと考えている方も少ないでしょうから、特段の理由がなければ特定口座で問題ありません。

ただ、一部の投資商品(債券など)は、一般口座でしか口座開設できませんので、その場合は商品・銘柄を優先させましょう。

源泉徴収の『あり』『なし』

次に、源泉徴収の『あり』『なし』を聞かれます。ないよりあった方がいいと、『あり』を選択する人も多いかもしれませんが、最初のうちは源泉徴収なしを選択しましょう。源泉徴収ありにしていると、投資でそこまで利益が出なかったとしても税金が発生する可能性が出てきます。

投資を含めた給与所得以外で年間20万円以上の利益が出ないような方は、源泉徴収なしにした方が賢明です。

源泉徴収あり 源泉徴収なし
  • 高額投資をおこなう方
  • 自営業者
  • 給与所得以外の収入がある方
  • 給与所得以外の収入がない方
  • 少額投資をおこなう方

証券口座開設に必要な書類

証券口座を開設するにあたって必要な書類は、すぐにでも用意できる簡単なものばかりです。

  • 証券会社への口座開設申込書
  • 身分証明書のコピー
  • マイナンバー確認書類
  • 印鑑(不要な場合もあり)

以上です。至ってシンプル。特に取り寄せるようなものもありませんので、一つ試しに口座を作ってみましょう。

証券口座は複数開設する

さらに言うのであれば、証券口座は複数作っておくことをおすすめします。というのも、お伝えのように、証券会社によって特徴も違えば、投資方法による手数料も違います。例えば、ベースの運用を投資信託で考えており、余剰分でFXなどやってみようと考えている場合、投資信託が充実している証券口座とFXの口座では全然違いますね。

分散させて複数の投資方法を考えている以上、それに合わせて証券口座も複数用意した方が良いのです。さらに、口座を開設することにより、証券会社からのメルマガやツールなど利用することができますので、情報を偏らせることなく満遍なく仕入れることもできるのです。

NISA口座で開設する必要はあるのか?

最後に、すこし話はそれますがNISA口座開設の必要はあるのか?と疑問に思っている方も多いでしょう。結論を言うと、そこまで必要性はありません。それでも気になるという方は、以下のコラムも合わせてご覧ください。

NISAで口座開設する方法とメリット・デメリットまとめ

2017年1月31日

まとめ

いかがでしたか。証券口座を開設することは、そこまで難しいものではありません。数々の証券会社があり、迷ってしまいがちですが、複数作っちゃうというのも手です。まずは投資の第一歩として、気になる会社の証券口座を開設してみましょう!

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