投資信託は比較的にリスクの低い投資初心者向けの投資の種類ですが、金融商品である以上、リスクの存在は否めません。そこで、今回は投資信託のリスクのご紹介とリスクを経験する方法をお伝えします。
少しでも安心して投資信託を始めていただくためにも、今回の内容を参考にしていただけると幸いです。
ロボアドバイザー投資『ウェルスナビ』は、いくつかの質問に答えるだけであなたに適した投資先を選んで資産運用してくれます。投資初心者の方でも難しいことは考えずに分散投資をすることができます。貯金の代わりすちょっとずつ分散投資を始めてみてはいかがでしょうか?
目次
投資信託とは?
まず初めに、投資信託とはどのようなものかを簡単にご説明していきます。すでにご存知の方も多いでしょうから、その場合は読み飛ばしていただいて構いません。
そもそもリスクが分散されている
投資信託とは、金融会社が各投資家から集めた投資資金を使い、複数の投資商品を運営する商品のことです。つまり、いくつもの投資先で運営していますので、そもそも最初から分散投資ができているのです。
当然、分散したからと言ってリスクがゼロになることはありませんが、それでも株の銘柄を一つだけ買ったり、不動産を一か所しか持っていないような方法よりもはるかにリスクは低いです。
元本は保証されていない
比較的にリスクが低い投資信託ですが、あくまでも運用結果に左右されますので、元本保証はされません。定期預金のように、絶対安全というワケではないのですね(定期預金も絶対安全ではありませんが)。
手数料は高め
さらに、投資信託は運用先がいますので、事あるごとに手数料が発生してきます。これは、リスクとは少し違いますが、大きなデメリットでもあります。手数料が多くて、なかなか利益が出せないなんてことも起こり得ます。
投資信託で発生してくる手数料は
- 購入手数料
- 運用管理手数料
- 信託財産留保額
の3つです。もちろん、運営会社や商品によって手数料にも差が出ますので、リスクとは別に手数料はきちんと考えておきましょう。
投資信託の4つのリスク
それでは、投資信託にはどのようなリスクがあるのでしょうか。投資信託のリスクは主に
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 信用リスク
- 金利変動リスク
の4つがあります。ひとつずつ説明していきます。
価格変動リスク
その名のとおり、投資信託の価格が変動するリスクです。投資信託は、株や債券、不動産などの金融商品で組み合わせて作られていますので、それら金融商品の価格がそれぞれ変動することが考えられます。
政治や経済、企業の業績などの影響を受けます。分散して運用しているので、リスクも比較的に低めですが、それでもゼロではありません。価格変動リスクが低めの安定した商品にインデックスファンドがあります(後半で説明します)。
為替変動リスク
為替の変動によって損益が生じてくるリスクです。投資信託の中に海外の金融商品があれば、為替変動リスクも含まれてきます。基本的に円高になるとマイナス、円安になるとプラスになります。
信用リスク
投資先の国や企業が不景気や経営不振によって、利息や償還金を払えなくなるリスクです。上の価格変動リスクとも関連してきますが、投資信託は投資商品である以上、元本保証がされておらず、このような信用リスクも避けられません。
金利変動リスク
金利が変動するリスクで、債券が含まれる投資信託で起こり得るリスクです。一般的に、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格が上がります。
投資信託のリスクを軽減する方法
このように少なからずも存在する投資信託のリスクですが、少しでもリスクを軽減する方法がありますので、こちらで紹介していきたいと思います。ただ、一点申しておきますと、あまりにもリスクに過敏になっている方は、そもそも投資には向いていないと思います。定期預金や積立型の保険などで堅実に資産を積み上げていった方が良いでしょう。
さらなる分散
投資信託はもともと複数の投資先に分散されているとはお伝えしましたが、さらに性質の違う投資先に分散することでリスク分散が可能です。例えば、国内の投資先ばかりで固めるのではなく、国外の投資先も取り入れてみたり、株式や債券ばかりではなく、不動産やコモディティなど種類を広げることでリスク分散ができます。
長期保有
価格や為替、金利などの変動リスクは、短期的に見ると驚異的なものにもなり得ますが、長期的に見てみると、ジグザグに波打ち元にもどる傾向にあります。ただこの場合、信用リスクは高くなってしまいます。
時間の分散
上記と関連していますが、時間も分散することもリスク分散のポイントです。特に、時間を分散することにより、少額で積み立てながら投資信託を行うことができます。これにより、一気に資金を失うようなことはまず起こりえないでしょう。
インデックス投資
特にリスクを少なく安定を求めたいのであれば、インデックス投資(ファンド)がオススメです。インデックス投資とは、株式市場の平均値と同じ値動きを目指した運用方法で、上で述べたように10年規模の長期保有することにより、緩やかに右肩上がりになってきます(絶対ではありませんが)。
コストも安いですし、一般的な値動きをしますから、世界情勢や経済との関連付けもしやすいです。リスクを下げたいのであれば、ぜひインデックス投資は軸として持っておきたいところですね。
投資信託のメリット
それでは、少し話は変わりますが、投資信託の良い部分に着目してみましょう。
ほかの投資よりもリスクは低め
まず、たびたび申していますが、投資信託のリスクは基本的に低めです。投資先が複数に分散されて、プロが運用してくれるからです。それでもリスクがあることはお伝えの通りですが、リスクを恐れて投資信託をしないと判断するに至るほどではありません。
それでもリスクが怖いようでしたら、繰り返しますが、あなたは投資には向いていないでしょう。定期預金や積立型の保険で堅実に資産を積み重ねていってください。
運用が簡単で初心者も始めやすい
そして、運用はプロがおこなってくれますので、投資が全く初めての方や仕事の合間に投資を始めようという方にとっても比較的簡単に始めることができます。買ってしまえば後はおまかせなのですが、その分手数料が多く発生しますので、購入時には手数料をきちんと確認しましょう。
幅広い金融商品を保有できる
投資信託には幅広い投資先がありますので、必然的に広い視野を持つことができます。例えば、株式投資でお気に入りの銘柄のみを購入したとしましょう。そうすると、その銘柄の値動きしか気にならなくなります。
応用が効きにくいのです。投資信託は市場を幅広く見られますので、投資信託での感覚を後々に生かすこともできるでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。結論を言うと、投資信託のリスクは少なめです。リスクが怖い方は、今回ご紹介したようなリスク分散の方法を試してみてください。それでもそれでも怖いという方は、投資には向いていません。他の方法を試してみましょう。
投資にリスクはつきものですが、まずはリスクの低い投資信託から始めてみましょう!
ロボアドバイザー投資『ウェルスナビ』は、いくつかの質問に答えるだけであなたに適した投資先を選んで資産運用してくれます。投資初心者の方でも難しいことは考えずに分散投資をすることができます。貯金の代わりすちょっとずつ分散投資を始めてみてはいかがでしょうか?