仮想通貨DASHの2つの特徴|匿名性と承認スピードの高さによる影響は?

仮想通貨DASH(ダッシュ)とは、匿名性の高さと承認の速さが売りの仮想通貨です。2014年にDarkcoin(ダークコイン)として公開され、2015年にDASHへと改名されました。

DASHという名前の通り、送金スピードに特徴があり、さらには匿名性の高い仮想通貨でもあります。

さらに、他のアルトコインと同じく2017年に入って価格を大きく高騰させており、数ある仮想通貨の中から時価総額5位以内にも入ったことがある仮想通貨でもあります。

DASHの価格と特徴(2018年5月時点)

  • 時価総額:第12位
  • 時価総額:約3,000億円
  • 通貨単位:DASH
  • 1DASH=約38,000円前後

参考:「CryptoCurrency Market Capitalizations

今回はそのDASHの魅力やその歴史、価格の推移などをご紹介していきます。

DASHが購入できるオススメの取引所

DASHはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨(なんと100種類以上!)と日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBAINANCEへの登録も検討してみましょう。

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仮想通貨DASHとは?2つの特徴と歴史

まずは、仮想通貨DASHにはどのような特徴と歴史を持つのかをご紹介していきます。

DASHの2つの大きな特徴

DASHには大きく2つの特徴があります。『匿名性の高さ』と『承認スピードの速さ』です。

【DASHの動画解説(公式)】

【DASH公式ホームページ】
https://www.dash.org/

公式でも説明動画が作られており、けっこう分かりやすいのですが、公式サイトは英語になってしまうので、それぞれ詳しく説明していきましょう。

特徴1|匿名性が高い

まず、DASHの大きな特徴の一つとして匿名性の高さが挙げられます。ビットコインでは、利用者のアドレスや送金・受取の流れが公開されている状態がたびたび問題視されていました。

それを解決したのがDASHをはじめとした匿名性の高い仮想通貨の登場です。DASHでは『Darksend(ダークセンド)』という形式を使っていて、これが匿名性を高めています。これはコインミキシングという手法で、DASHを送受信するときに「管理ノード」で受信したコインをシャッフルして受信者に送るというものです。

これによって、送信者・受信者の情報とどのコインが誰にも送られたのかがそれぞれ全く分からなくなるのです。

2017年3月にDASH・Zcash・Moneroなどの匿名性の高い仮想通貨が注目され始めました。その後もグングン価格を伸ばしていっていることから、今後も注目を浴びることは十分に考えられます。

特徴2|承認スピードが速い

DASHの大きな特徴としてもう一つ挙げられることが、承認スピードの速さです。こちらもビットコインとの比較になりますが、ビットコインの送金には最短でも10分という時間を要します。しかし、DASHではなんと4秒!

この承認スピードの向上は2015年に導入された「InstantX」という機能のおかげです。簡単にいうと、分散されたコンピュータの中から承認用のマスターノードを選び、そのマスターに承認作業を任せることで高速で承認作業をすることができるのです。

この圧倒的な承認スピードが『DASH』という名前の由来にもなっています。

DASHの誕生と名前変更

冒頭でも簡単に触れましたが、もともとはDarkcoin(ダークコイン)として誕生。その後DASHに名前を変更しています。

元々はDarkcoin(ダークコイン)として公開

DASHはもともと『Darkcoin』という名前で2014年7月に公開されました。

DASHに名称変更

その後具体的な理由は明らかになっていませんが(Darkという言葉にあまり良い印象がない説も)、2015年5月にDASHに名称を変えています。

DASHが購入できるオススメの取引所

DASHはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨(なんと100種類以上!)と日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBAINANCEへの登録も検討してみましょう。

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DASHの現在価格とチャート

それでは、DASHは現在どれほどの価格で売買されており、どのような価格推移をしてきたのかを見ていきましょう。

DASHの現在価格(2018年5月時点)

お伝えの通り、現在のDASHの価格は以下の通りです。

DASHの価格と特徴(2018年5月時点)

  • 時価総額:第12位
  • 時価総額:約3,000億円
  • 通貨単位:DASH
  • 1DASH=約38,000円前後

1DASHあたり3万8千円前後を推移しており、時価総額では第12位に付けています。

DASHのチャート|2017年

※チャートはCoincheck Tradeviw

上の図は2017年に入ってからのDASHのチャートです。小さくて見えづらいですが、2017年3月まで1,000~2,000円台を推移しています。3月に入ると6,000円台にまで急上昇。さらに4月に入る頃には1DASH=10,000円を突破します。その後も価格はグングン上昇し、2017年6月には20,000円前後を推移しています。

DASHの価格が上昇した理由

DASHの価格が上昇した要因として、その匿名性の高さが考えられます。同じく匿名性の高い仮想通貨として『Zcash(ジーキャッシュ)』や『Monero(モネロ)』がありますが、両者とも3月に価格が上昇しています。

これは、3月にビットコインの上場投資信託化が認められなかったことにより、ビットコインの売りが走ったからです。それまでビットコインを保有していた投資家たちが匿名性の高いDASHなど他の仮想通貨に注目し始めたのです。

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11月中旬にDASH高騰

8月のビットコインのハードフォーク後も順調に価格を上げていたDASHですが、最近では1DASH=約3万円から5万円台にまで一気に価格を高騰させました。

これは、中国の取引所『Huobi』がDASHの取り扱いを開始したため。このように大手取引所が取り扱いを開始することで価格を高騰させることは仮想通貨の世界では結構あります。

最近でいえば、モナコインのビットフライヤー上場やモネロのBithumb(韓国)上場などがあります。マイナーな仮想通貨は取引所上場の動向も気にしておきたいところですね。

DASHのチャート|2017年末~2018年5月

DASHのチャート

2017年末から2018年の現在(5月)にかけてのチャートは上のようになっています。

2017年末から2018年の年始にかけて価格を大きく上げていましたが、その後暴落。このチャートの形は、他の仮想通貨にも共通しています。

年末の高騰

2017年11月から年明けしばらくの仮想通貨の勢いは圧巻のものでした。この時期に仮想通貨を購入し始めた人も少なくないでしょう。

特に日本市場での勢いが凄く、コインチェックがテレビCMを放映するなどしてさらに認知度を上げます。

DASHはそのコインチェックでの取り扱いもあったので、価格高騰の勢いもありました。最高高値1DASH=約18万円は現在の4倍以上です。

年始の暴落

歳を開けた1月中旬ごろから仮想通貨界隈で悪い出来事が出てき始めます。

まずは、1月16日頃にあった各国の仮想通貨の規制ラッシュを皮切りに、その後もコインチェックの盗難事件・テザー問題などマイナスな出来事ばかりでネガティブなイメージが再び付き始め価格も下げていきます。

DASHを取り扱っている取引所

『匿名性の高さ』『承認スピードの速さ』が特徴のDASHですが、実際に取り扱っている取引所はまだまだ数少ないことが現状です。今後増えていくことは予想できますが、国内では『Coincheck』。海外では『BINANCE』などがあります。※コインチェックでのDASH取り扱い終了の発表がありましたので、DASHが買える国内取引所はゼロとなりました。

BINANCE(バイナンス)

取引量世界最大級の仮想通貨取引所です。日本語未対応なのでGoogle翻訳などを駆使しながら操作しなければなりませんが、サイトの作りもキレイなので国内取引所で慣れてきている方はある程度使いこなせるでしょう。

圧巻はその取扱い通貨の種類。なんと100種類以上!DASHはかろうじてコインチェックが国内取引所で購入できますが、その他国内取引所では購入できない仮想通貨も多く取り扱っています。

HitBTC(ヒットBTC)

HitBTCは、ハードフォークしたコインが付与されやすいとして特に去年末に人気を博した取引所です。

取引所はイギリスで登録されているものの、実際の運営はどこの国で行われているか不明という少し不安な点もありますが、取引量は世界10番前後と実績もあります。

DASHの取引量に関しては世界で一番なので、DASH取り引きがメインであれば登録しておいて良いでしょう。

Coincheck(コインチェック)

日本国内で真っ先にDASH導入に乗り出した取引所でしたが、残念なことにDASHを含む4つの仮想通貨の取り引きを終了させるとのアナウンスがありました。終了日は6月18日。

もし、終了日コインチェックにDASHを保有している方がいるのであれば、市場価格で日本円に換えられるとのことです。

匿名性が高い仮想通貨は金融庁からの認可も厳しく、まずは取引所として認可を目指しているコインチェックが最短で認可を受けるために取った方法が今回の一部通貨の取り扱い廃止だと思われます。

DASHの購入方法

最後に実際にDASHを購入する方法を解説していきたいと思います。

取り扱いの終了がアナウンスされてしまいましたが、今回はコインチェックでのDASHの購入方法をご説明します。

他の取引所は英語対応や取引板での注文など、少し難しくなりますので、他の通貨でも結構ですので、国内取引所での使い方に慣れてから海外取引所に挑戦するようにしましょう。

まずは口座の開設

コインチェックでDASHを購入するには、まずコインチェックで口座開設をして本人確認を完了させる必要があります。

本人確認完了までには1週間程度の時間がかかりますが、これは他の取引所でも同じです。

金融庁から許可を受けている取引所では、きちんとした本人確認を行わないと口座開設できませんので、面倒ですがまだの方は済ませてしまいましょう。

コインチェックの本人確認|ハガキを受け取って完了するまでの流れ

2017年5月21日

購入資金の入金

DASHを購入するにあたって購入資金がないことには何もできませんので、購入資金(日本円)を入金していきましょう。

ここでの注意点は、仮想通貨への投資はあくまでも余剰金で行うことです。たとえ現在価格が高騰していても、今後の期待が高まっていても生活費など必要なお金を切り崩してまでも手を出すものではありません。

あくまでも余剰金で。計画的に慎重に行うようにしましょう。

コインチェックの入金方法4パターンとそれぞれの手数料

2018年1月25日

実際に購入!

コインチェック内に資金が反映されたら、いよいよDASHを購入していきましょう。コインチェックではスマホでも購入が可能で簡単・便利なので、そちらでの方法をご紹介します。

まず、ホーム画面左上のメニューボタン(横棒3本)をタップすると下のような画面が出てきます。

『コイン購入』をタップ

通貨の種類を選択する画面が出てきますので、『DASH』を選択しましょう。

  1. コインチェックに入っているビットコインと日本円の残高が表示
  2. DASHの数量を入力
  3. 数量に対する購入額が表示

DASHの欲しい枚数(小数点以下も可能)を入力して、それに対する購入金額が表示されますので、そちらで問題なければ『購入する』をタップしましょう。

以上でDASHの購入は完了です。Amazonで商品を購入する感覚で簡単に購入できますので、初めての方でも難しくないと思います。

手数料には注意してください

コインチェックは厳密に言うと、『販売所』という形です。これは、コインチェックが価格を決めて売買していますので、利用者は高く購入して安く売却する形になります。

この差額がスプレッドです。1度の購入で済ませるのであればそこまで問題ないかと思いますが、頻繫に売買をしているとこのスプレッドだけで資産が減ってしまうおそれもありますので、手数料やスプレッドをきちんと把握したうえで売買をしていきましょう!

状況別のコインチェックの手数料まとめと手数料を抑えるコツ

2018年1月25日

まとめ|DASHの将来性には今後も注目

最後に、DASHの将来性について、個人的にですが考えをまとめてみたいと思います。

匿名性の高さは注目を受けている

Youtubeや海外のテレビ局がスポンサー契約を結ぶなど、DASHの注目は徐々に集まっています。また、DASHには限らず匿名性の高い仮想通貨に世界最大級の銀行が興味を示したみたいです。

【関連記事】
JPモルガンがジーキャッシュと連携

まだまだ認知度は低いかもしれないDASHですが、最近ではHuobiへの上場で価格を高騰させるなど、今後も取り扱い取引所が増えていくことが価格へ好影響を及ぼすことも十分に考えられます。

匿名性が高い故のデメリットも

コインチェックでの取り扱いが終了になったりと、匿名性が高い故の規制の対象になりやすい(マネーロンダリングなどの悪事に使われやすい)傾向にあることが大きなデメリットですね。

しかし、DASHが目指すところは匿名性の高さよりも使いやすさだと思います。

例えば、自動販売機でお金を入れてジュースを買ったとして、そのやり取りがわざわざ記録されて誰が購入したかなどは分かりませんよね?

匿名性の高さだけではなく、承認スピードの速さなどで注目を受けることでさらに市場を獲得できていくと思います。

DASHが購入できるオススメの取引所

DASHはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨(なんと100種類以上!)と日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBAINANCEへの登録も検討してみましょう。

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