オーガー(Augur)とは、Reputation(評判)をトレードすることが可能になるプラットフォームで、Reputation(レピュテーション)という仮想通貨を用いります。Augerそのものも「予測する」「占う」というような意味です。
- 時価総額:第45位
- 時価総額:約480億円
- 通貨単位:REP
- 1REP=4,400円前後
参考:「CryptoCurrency Market Capitalizations」
オーガーによってブックメーカー(スポーツの勝敗や政治の結果などを賭け事)を仮想通貨で行うことができるようになります。それでは、オーガーにはどのような仕組みがあるのかを今回はご紹介していきたいと思います。
オーガーはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨(なんと100種類以上!)と日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBAINANCEへの登録も検討してみましょう。
目次
オーガーの特徴とメリット
「オーガーによって胴元がいなくても予測市場などの賭け事ができる」とは、言われてもどのような事かいまいちピンと来ないでしょうから、こちらではオーガーの仕組みについてもう少し詳しく解説していきましょう。
オーガーの仕組み
オーガーの仕組みをものすごくシンプルに伝えると、現金で行う賭け事が仮想通貨でやり取りをする賭け事に変えられると思ってください。例えば、サッカーチームAが勝つか負けるかを予想して、予想が的中すれば仮想通貨(REP)がもらえる、予想が外れたのであれば仮想通貨(REP)が減るということです。
また、仮想通貨ならではのメリットが生じてきます。
- 胴元(運営)がいないやり取りなのでコストが下げられる
- ブロックチェーンの技術によって不正ができないクリアなやり取りができる
イーサリアムの仕組みを利用
オーガーはイーサリアムのプロジェクトの一つです。冒頭でもご説明しましたが、オーガーが仮想通貨そのものではなく、オーガーのプラットフォーム上で使われる仮想通貨がReputation(レピュテーション)です。
仮想通貨の取引所でもほとんどがオーガー(Augur)という名称ですが、通貨単位が『REP』となっているのはこのためです。
賭け事は経済活動の一つ
賭け事(ギャンブル)と聞くと、あまり良い印象を持たない方も少なくないと思います。しかし、国外に目を向ければ賭け事が立派な経済活動の一つだということが分かります。
例えば、カジノで有名なラスベガスやマカオは賭け事のおかげで栄えた街だと言って間違いないでしょうし、投資行為も言ってしまえば投資先が今後成長するかどうかを賭ける行為です。
賭け事は世の中のお金を回すための経済活動の一つなのです。
〇保険などにも応用が効く
特に、賭け事に似たサービスとして第一に考えられるものが『保険』です。保障期間内に保険金の対象になればお金をもらえますが、何もなければ保険料を払っただけになりますからね。
ですので、伸るか反るかの賭け事にそっくりなのです。このように、経済活動の一つとして大きな力を持ち合わせる賭け事に利用できることと、保険の新しい仕組みとして利用できる可能性を秘めているオーガーには今後も注目していけるでしょう。
ギャンブルという印象がマイナス
特に日本ではブックマーカーが認められておらず、ギャンブルという印象があまりよろしくありません。
国内で唯一オーガーを取り扱っていたコインチェックでしたが、6月中旬に取り扱いを終了させるアナウンスがありました。
今後も国内でのオーガーの購入はしばらくできないでしょうし、仮想通貨に対する規制が厳しくなった時の影響もオーガーが多く受ける可能性も高いと考えられます。
オーガーはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨(なんと100種類以上!)と日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBAINANCEへの登録も検討してみましょう。
オーガーの現在価格とチャート
こちらでは、オーガーの現在の価格や推移について知っておきましょう。
オーガーの現在価格
- 時価総額:第45位
- 時価総額:約480億円
- 通貨単位:REP
- 1REP=4,400円前後
お伝えのようにオーガーの現在価格は以上のようになっています。ブックメーカーなどの賭け事をはじめとした予測市場で使える仮想通貨としてかなり特徴的な仮想通貨ではありますが、1,000以上の種類がある仮想通貨の中でもこのようの上位の時価総額となっているということはそれほど注目度が高いと考えられます。
オーガーのチャート|2017年後半~2018年5月

こちら、2017年8月から2018年5月にかけてのオーガーのチャートです。年末前から高騰し始めて年明けに暴落するという全体的な推移については、他の仮想通貨に共通していますね。
その中で何度かオーガー独自の動きを見せた時があったので、大きく価格が動いた要因について簡単に説明したいと思います。
〇2017年12月19日|謎の高騰
この時期はどの仮想通貨も好調で軒並み価格を高騰させていたのですが、その中でも特に目立った高騰を見せたのがオーガーでした。
1日でなんと価格が3倍になるとんでもない高騰を見せます。さらに、具体的な理由が不明のまま高騰する事態になっていました。
あまりにも要因が分からないので、界隈では『REP(オーガー)がXRP(リップル)と間違われて買われているのではないか?』とまで言われていました(さすがにそれは無いでしょうが…)。
〇2018年1月9~11日|こちらも謎の高騰
年明けの1月9~11日にも高騰し、1REP=15,000円の最高高値を記録します。しかし、こちらの高騰に関してもはっきりした要因が不明でした。
〇2018年1月16日|仮想通貨全体の大暴落
最高高値を記録した日からわずか数日後。仮想通貨市場全体で大規模な暴落が起きます。
各国が仮想通貨に関する規制について厳しくしていくことが取り上げられたことが一番の要因と考えられます。
その後もコインチェックのNEM流出やテザー問題など、仮想通貨全体に悪い出来事が続けておき、全体的に下降傾向となります。
〇2018年5月11日|バイナンス上場での高騰
4月途中から全体的に徐々に価格を上げていたところにオーガーが1日で価格が倍になるほどの高騰が起きました(結果的に瞬間的に上がっただけでした)。
この高騰については、世界TOP3に入る取引量の取引所『バイナンス』での上場が決まったからです。
オーガーのチャート|2017年前半

上のチャートはオーガーの価格推移を表したチャートです。オーガーは公開前のICOの段階からかなりの注目を集めており、約6億円の資金調達に成功しています。
公開前から期待されており、公開と同時にかなりの高値を付けますが、その後1REP=400円前後で落ち着きます。2017年3月にごろから価格も徐々に上がっていき、6月には1REP=2約,000円から最大約4,500円まで高騰します。
これは、アップル社の初代マウスなどをデザインしたことで世界的に知名度の高い、デザイン・コンサル会社の『IDEO』とコラボレーションしたことが要因として考えられます。その後高騰した価格はいったん落ち着き、1REP=3,000円前後を推移しています。
オーガーが買える取引所
実際にオーガーを入手するには、仮想通貨の取引所を利用することが一般的です。こちらでは、オーガーを取り扱っている取引所をご紹介していきます。
Binance(バイナンス)
バイナンスは、2017年の夏ごろのサービスをスタートしたばかりの仮想通貨取引所です。わずか1年足らずで世界TOP3の取引量を誇る取引所に急成長し注目を受けています。
チャートの項目でもお伝えしたように2018年の5月からバイナンスでもオーガーを購入することができるようになりました。
Kraken(クラーケン)
アメリカ発祥の取引所で、USDで仮想通貨を購入しやすいです。また、ビットコインやイーサリアムなど他の仮想通貨へのやり取りもしやすいです。
Poloniex(ポロニエックス)
ポロニエックスは、海外の仮想通貨の取引所で世界最大級を誇ります。手数料やスプレッドの安さに加え、取り扱い通貨の多さはさすがだと言えますが、日本語未対応で使いこなすには結構時間がかかってくるでしょう。ポロニエックスも慣れてきた人向けというところです。
コインチェックでのオーガー取り扱い終了
上でも簡単に触れましたが、国内で唯一オーガーを取り扱っていたコインチェックでのオーガー取り扱い終了のアナウンスがありました。
終了日は2018年6月18日。この日以降にコインチェックでオーガーをお持ちの方は、相場価格で日本円に換金されるとのことです。
オーガー以外にもモネロ・ダッシュ・ジーキャッシュの匿名性が高い仮想通貨も取り扱い終了となっています。
まとめ|オーガーの今後
ブロックチェーン技術が金融業界の根本を大きく変えてくれる可能性を秘めていることに対して、オーガーは賭け事や保険などの仕組みを大きく変えてくれる大きな可能性を秘めています。
実際に、オーガーのプロジェクトに参加している人物も教授などの学術的な人物も多く、ただ単に投資の対象としてだけではなく、今後の世の中を大きく変えてくれるものとしても注目していきたいと思います。
オーガーはまだまだ国内の取引所で取り扱いが少ないので、今回は海外取引所『BINANCE(バイナンス)』をおすすめします。国内取引所とは比較にならない圧倒的な取り扱い通貨(なんと100種類以上!)と日本語翻訳さえ使えば問題なく使えると思います。国内取引所に慣れてきた方はBAINANCEへの登録も検討してみましょう。
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