イーサリアム(Ethereum)とは、契約の履歴の自動化(スマートコントラクト)や分散型アプリケーション(DApps)の構築などをすることができるプラットフォームのことで、1,000種類以上ある仮想通貨の中でもビットコインに次ぐ時価総額を誇ります。
正確にはイーサリアム(Ethereum)そのものは仮想通貨の名称ではなく、イーサリアムのプラットフォーム上で使われている通貨をイーサ(ether(ETH))と呼び、こちらが取引所などで売買されています(しかし一般的にはイーサリアムと呼ばれているため、本記事でもイーサリアムと呼びます)。
今回は、そのようなイーサリアムの特徴や今までの価格推移、将来性などについてご説明していきたいと思います。
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目次
イーサリアムの特徴
長い間ビットコインに次ぐ時価総額をキープしているイーサリアムですが。イーサリアムの基本的な特徴について知っておきましょう。
イーサリアムの基礎的なことを知っていることと知らないとでは、投資の判断などにも影響してくるでしょうからね。
イーサリアムの基本情報
名称 | Ethereum(イーサリアム) |
通貨単位 | ETH(ether(イーサ)) |
公開日 | 2014年7月 |
発行枚数 | 約1億枚 |
発行上限枚数 | 上限なし |
コンセンサスアルゴリズム | PoW(PoSに移行予定) |
公式サイト | https://www.ethereum.org/ |
イーサリアムの基本的な情報は上のようになっています。ビットコインとの大きな違いはない、上限枚数制限が設けられていないことと、コンセンサスアルゴリズムがPoWからPoSへ移行する計画があることです。
その他にもイーサリアムには以下の特徴があります。
イーサリアムはアプリケーション作成用のプラットフォーム
イーサリアムとビットコインの大きな違いを一点挙げると、ビットコインが決算システムとして主な働きをすることに対して、イーサリアムはアプリケーション作成を主にするプラットフォームです。
これはどういうことかと言うと、イーサリアムのブロックチェーンが非常に柔軟に作られているため、様々なアプリケーションに対応することができるのです。
そして、イーサリアムのブロックチェーンで作られたアプリケーションを稼働するときに必要になるものが冒頭でもご説明した「イーサ(ETH)」です。アプリケーションを動かすための燃料のような役割を果たすので、「ガス」をも呼ばれます。
実際に物体として存在する燃料のように、需要が上がれば燃料の価格も上がります。つまり、イーサリアムの仕組みを取り入れたアプリケーションが世の中に増えていくほどETHの価格も上昇していくということです。
スマートコントラクトとは?
イーサリアムのことを語る上で『スマートコントラクト』という言葉は切っては切り離せません。スマートコントラクトとは、『賢い契約』を意味し、仮想通貨やブロックチェーンの技術を使って契約に関することを自動で行ってしまおうという取り組みです。
スマートコントラクトによって、それまで人力でやっていた契約周りの労力とコストを大幅に削減させることができます。スマートコントラクトは、今までの世の中の仕組みを大きく変える可能性を持った非常に期待できる取り組みなのです。
イーサリアムの4段階アップデート
イーサリアムは、開発当初から4段階の大型アップデートを通して完全なものになるように設計されています。
- フロンティア
- ホームステッド
- メトロポリス
- セレニティ
です。現在、第二段階のホームステッドまで完了しており、2018年内には第三段階のメトロポリス実装が完了することが濃厚とされています。
このアップデートは、イーサリアムの価格にも大きな影響を与えると考えられますので、具体的にいつ行われるのか?どのような変化があるのか?という内容については以下の記事をご覧いただければと思います。
イーサリアムの将来性と問題点

こちらでは、上記のイーサリアムの特徴を踏まえた将来性や問題点などについてまとめてみました。
イーサリアムの将来性
まずはイーサリアムのポジティブな部分、将来性についてご説明します。
〇スマートコントラクトによる既存システムの大きな変化
数年後ともう少し先の話にはなりそうですが、ブロックチェーンを使ったスマートコントラクトが実用的になってくれば、今までのシステムを大きく変える革命的な出来事が起きるとも考えられています。
例えば、住宅ローンを組む時は、不動産業者や金融機関が間に入って契約を結びます。その間に手数料や人件費が発生している訳ですが、これが大幅に削減できるのです。
今まで契約書の確認・ハンコ押しをしていた人が別の仕事をすることができ、コストダウンやパフォーマンス向上する結果にもなってくるでしょう。
その礎にイーサリアムや他の仮想通貨があれば当然需要も上がり価格も上昇してくることでしょう。
〇ICOや分散型アプリケーションの活用
同じようにICOや分散型アプリケーションでのイーサリアムの利用が増えれば需要・価格も上がります。
ICOに関しては下記で問題点としても触れており、マイナスなイメージも有りますが、クリーンな市場に改善されていけば好材料となります。
〇今後のアップデート
上記で触れたように、イーサリアムは現在メトロポリスの実装中で、完了することで利便性も増し、価格に対して好材料となります。
さらにはセレニティも2018~2019年ごろに控えています。計画的なアップデートはイーサリアムにとって好材料ですね。
イーサリアムのデメリットや問題点
このような特徴や将来性があるイーサリアムですが、何もデメリット(問題点)が無いというわけではありません。現段階でのイーサリアムの問題点についてご説明したいと思います。
〇開発の遅れとマイニング難易度の上昇
上で触れたイーサリアムのアップデートですが、本来であれば2017年中にメトロポリスまで終わっている予定でした。開発の遅れが生じています。
開発側が何もしていないということではなく、予想以上に難航している印象です。
そして、それに伴い新たな問題にも発展しています。イーサリアムのマイニング難易度が上昇し、マイナー離れや手数料の高騰に繋がったのです。
本来であればアップデートによりマイニング難易度も調整できたのですが、それが間に合わない状態になり、マイナーからしてみればマイニングの割に合わないと離れていく要因になりましたし、それを解消するために手数料を高くして…と、イーサリアム利用者にも影響が及びました。
〇スマートコントラクトの情弱性
スマートコントラクトのために改ざんできないブロックチェーンに情報を書き込むことは今までの契約ごとを大きく変える可能性に秘めているのですが、問題もあります。
改ざんできないので、万が一間違った情報を書き込んでしまうと対処が難しいということです。
すでにご存知の方も多いかもしれませんが、イーサリアムとイーサリアムクラシックが分裂するきっかけとなったDAO事件。これはハッキングによるものでした。
ハッカーに逃げ得させない為にハードフォークという決断を行ったイーサリアムが関係者は賞賛できるものとも考えますが、「中央集権的に一部の人間でハードフォークを決めるのは良くない」と反対したのがイーサリアムクラシック派でした。
スマートコントラクトなどによって、何かのバグや間違いが起きた時にハードフォークや論争の事態に発展してしまう事もあるのです。
〇ICOの規制
これはイーサリアムの問題点というか仮想通貨全体、いや、新しい技術で悪いことを企む悪人のせいなのですが、過去のICOでは、詐欺まがいや詐欺そのものが行われる案件も多数ありました(現在もあります)。
当然、各国家などはICO規制などの対策を取り、真っ当な資金調達を行う企業もICOがしにくくなり、結果的にイーサリアムや仮想通貨の需要も下がります。
このICO関連の悪いニュースはイーサリアムにとってもデメリットでした。
犯罪を完全に無くすことは難しいですが、少しでもクリーンな市場になっていき優良なICO案件が増えていけば仮想通貨市場も良くなっていくでしょう。
イーサリアムの誕生とチャートの動き
このようなイーサリアムですが、誕生から現在までをこちらで振り返りたいと思います。
イーサリアムの現在価格
イーサリアムの現在価格は以下のようになっています。(イーサリアムがスタートした2015年8月の300円前後の価格から、2018年4月現在約180倍の1ETH=55,000円程度にまで上がりました)。
イーサリアムの価格と特徴(2018年4月時点)
- 時価総額:第2位
- 時価総額:約5兆4,236億円
- 通貨単位:ETH
- 1ETH=55,000円前後
参考:「CryptoCurrency Market Capitalizations」
お伝えのように、仮想通貨を代表するビットコインが約14兆円規模の時価総額に対して、イーサリアムは約5兆円ほどです。仮想通貨=ビットコインのイメージが強いのですが、時価総額での規模を考えるとイーサリアムも代表的な仮想通貨として言うことができます。
イーサリアムの誕生
イーサリアムの誕生は、2013年のことです。Vitalik Buterinというロシア人により考案されました。Vitalik Buterinはなんと当時若干19歳。イーサリアムの価格が高騰し、様々な企業から注目を集めた2017年現在でもまだまだ23歳だから驚きです。
Vitalik Buterin本人によるイーサリアムのプレゼン。もう、天才としか言いようがありません…。2017年6月にはロシアのプーチン大統領とも面談しています。
イーサリアムは、2014年7月に販売が開始され、2015年になると日本の取引所でも取り扱いが開始され始めました。イーサリアムの取引所は後述しますが、現在ビットコインに次ぐ仮想通貨として、世界中数々の仮想通貨取引所で購入することが可能です。
〇イーサリアムの分裂問題
上記でも触れましたが、イーサリアムは過去にハッキングに遭い、分裂する事件が起きてしまいました。DAO事件です。仮想通貨でベンチャー企業に投資するというサービスを行っていた「THE DAO」がハッキングに遭い、360万ETHが盗まれてしまった事件です。
これを受けて、イーサリアムの関係者は盗まれたイーサリアムを無効化にする「ハードフォーク」を慣行。甚大な被害を出す前に収集させました。しかし、「誰かの手によってコントロールされてしまう」という不信感を生み出してしまったことも事実です。
そこで、「誰にも支配を受けないイーサリアム」として『イーサリアムクラシック』が誕生しました。
イーサリアムのチャート|2017年前半

上の図は2,016年10月以降のイーサリアムのチャートです。2016年代は1ETH=1,000円台を推移していたのですが、2017年に入ってイーサリアムの価格が大きく変動し始めます。
2017年前半でイーサリアムの価格が大幅に動いた個所が4か所在りますので、価格変動の要因も併せてご説明していきたいと思います。
〇①2017年3月中旬|1ETH=約1,000円→約5,000円
2017年の3月中旬にイーサリアムの価格が一気に5倍程度高騰しました。この高騰の要因として考えられるものが2つあります。1つは、イーサリアム同盟の『エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)』設立です。
この同盟には、JPモルガンやマイクロソフト、インテルなどの誰もが知っているような大企業が参加しています。参加企業が「イーサリアムが使えるコンピューターシステムを作っていこう」という目的の元作られた同盟ですので、イーサリアムが注目され価格に影響することも当然ですね。参考:EEA公式サイト
もう1点が、同時期にビットコインの上場投資信託化が認められなかったという出来事があります。それまで、ビットコインに投資していた投資家たちが、これを受けて他の仮想通貨へ流れていったことがイーサリアム価格高騰に勢いを付けました。
〇②2017年4月末|1ETH=約5,500円→10,000円突破
4月に入って1ETH=5,000円台を推移していたイーサリアムでしたが、4月末に再び価格が倍にまで高騰しました。これは、3月にビットコインが否決となった、上場投資信託化をイーサリアムも行うと表明したことが要因として考えられます。
イーサリアムの価格は徐々に上がってきており、投資家からの注目も高まっています。ビットコインで否決されたことを教訓に再び上場審査を開始し、果敢に挑戦していく姿に多くの投資家が期待を寄せたのだと考えられます。
〇③2017年5月下旬|1ETH=約10,000円→約2~30,000円
1ETH=1万円を突破したイーサリアムは、その勢いが留まることのないまま、5月下旬にはさらに価格を2~3倍にまで引き上げます。上記でご紹介した「EEA」にトヨタやサムスンなどのアジア大手企業が参加したことが要因として考えられます。
特に韓国では、イーサリアムはビットコイン以上に支持を集めている仮想通貨になるため、トヨタやサムスンがEEAに参加したことは大きなニュースとなりました。
〇④2017年6月中旬以降|1ETH=5万円目前からの下落
その後も順調に価格を伸ばして言っていたイーサリアム。6月中旬には1EHT=約5万円にまで迫りますが、そこから下落をし始めます。7月16日現在、ついに1ETH=2万円を下回りました。
下落の要因としてはICO多発によるスケラービリティ問題とビットコインの分裂問題。この2つです。ICOとは、簡単に言うとIPO(上場未公開株) の仮想通貨版(公開されていない独自のトークン)のことで、イーサリアムはイーサリアムのプロジェクトを使いICOを発行して資金を集めていました。
それによって価格も上昇していたのですが、予想以上に注目と資金が集まったため、イーサリアムの処理が追い付かなくなってしまう問題が生じたのです。これがスケラービリティ問題です。
直近にライトコインがセグウィット導入によりスケラービリティ問題を解決させましたが、マイナス要素であることには違いありません。
もう一つの問題である、ビットコインの分裂問題も深刻です。イサーサリアムも過去にハードフォークをしてイーサリアムクラシックと分裂しましたが、ビットコインも同じく分裂問題を抱えてしまったのです。
しかも、厄介なことにイーサリアムの分裂問題はハッキングによる外的要因もありましたが、ビットコインの場合、ビットコインの構造そのものが問題視されているのです。8月1日に結果が出ると言われていますが、ビットコインの分裂問題によって仮想通貨そのものに賛同できない人も増えてしまいました。
ビットコインやイーサリアムだけではありません。この時期には多くの仮想通貨が軒並み価格を下げていってしまいます。
イーサリアムのチャート|2017年夏〜2018年4月
|2017年夏〜2018年4月.png)
〇①2017年7月〜11月|1ETH=約35,000円前後で安定
スケラービリティ問題とビットコインの分裂問題での50.000円到達目前での下落から、約35,000円前後にまで価格が落ち込みます。
9月にはメトロポリスの開発スケジュールに関しての好材料になりそうな発表などがあったのですが、そこまで関心がない投機目的の方が多かったのか価格には影響をほとんど与えませんでした。
〇②2017年12月〜2018年1月上旬|1ETH=約170,000円まで大高騰
2017年年末から2018年仮想通貨全体としては軒並み価格が上がっていく中、イーサリアムも同じく価格を高騰させていき一時1ETH=17万円を超えました。
仮想通貨の認知度が上がり、投資に参入する一般の人たちが増えた事が一番の要因ではないかと思いますが、ICO案件の増加なども後押しし過去最高価格に到達しました。
〇③2018年1月下旬〜3月|高騰からの下落
年が変わって仮想通貨界隈ではどちらかというと悪い出来事が多く、この時期に大きく流れが変わりました。理由としては以下の3つの出来事が主に大きかったのではないかとみられています。
▼コインチェックから580億円分のNEM流出事件
記憶にも新しい事件ですが、流失事件の今まで一番大きかったマウントゴックス事件(事件当時470億円相当)をはるかに上回る事件が起こりました。
後述で詳しく解説しますが、コインチェックユーザーの資産凍結や、仮想通貨全体のイメージダウンや信頼性の低下に繋がり、仮想通貨のユーザー離脱が多くあったと考えられます。
▼1月16日韓国の仮想通貨の規制
2018年1月16日に韓国で仮想通貨の規制が行われました。昨年9月に行われた中国の規制の際にも、「中国規制=中国人のユーザーが多く仮想通貨から離脱→ユーザーが減り、下落する」と考える人の多さなのか、仮想通貨全体で大きな下落ムードになったことがありましたが、今回の韓国の規制に関しても同じような流れで下落したことが予想されます。
しかし過去の規制は完全な禁止ではなく、ルールを定める事や見直すというところが大きいようです。簡単に説明すると、偽名でやっているユーザーや未成年で登録している人以外は基本的にはそのまま取引が可能で、日本では既に当たり前のようにやっている身元確認などの規制を、韓国はやろうとしてるだけなんです。
▼USテザー問題
一月末に仮想通貨のUSテザーに関する疑惑が大きく取り上げられました。
簡単に説明すると、アメリカの会社が独自発行している通貨が「USテザー」というもので、米ドルの価格に連動していることを謳っていて、法定通貨並みの安定感があるという触れ込みでした。
投資家達はドルなどの国家の法定通貨で仮想通貨を購入する事に規制が入りやすいことから自国の法定通貨から→テザーを購入→仮想通貨を購入するなど、テザーが仮想通貨と違い「国家通貨と同じ価値」という根拠に規制をくぐり抜ける手段としても使われていたようです。中国などの仮想通貨の規制されている国でも多く使われていました。
そんなUSテザーですが、発行額に相当する米ドルを保有していないのではないか?という疑惑で、この疑惑が本当だとなると信頼性が崩れ仮想通貨全体の市場崩壊にも繋がるという問題が起こります。
この不安や不信感から相場に大きく影響を与えたとみられています。
これらの出来事が重なり、この時期はイーサリアムだけでなく仮想通貨市場全体に大きく下落の流れを作ったとされています。
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イーサリアムの取り扱いのある取引所
上記の内容のように、様々な可能性を秘めているイーサリアムは現在価格を1ETH=6万円以下にまで下げています。これを著者はチャンスだと考えています(あくまでも個人的な考え)。
イーサリアムを入手するには、
- 誰かからもらう
- 購入する
- 採掘する(マイニング)
簡単にこの三つで、基本的にビットコインの考え方と一緒です。現状では採掘(マイニング)にてイーサリアムをゲットするのは一部の業者のみが行っており、個人でやるには敷居がすごく高くなっています。(ビットコインと同じくスーパーコンピューターが何台も必要)
基本的に個人でイーサリアムを入手したい場合は、「取引所に口座を作って購入する」というのが一般的です。ですので、以下ではイーサリアムを購入できる取引所に関して記載していきます。
Bitflyer(ビットフライヤー)
同じく日本国内の仮想通貨取引所。女優を使ってテレビCMも放映しているので、知名度で言えばビットフライヤーが上かもしれません。使いやすさはコインチェックに引け劣りませんが、取り扱い通貨が3種類と少な目。
会社規模で言えばコインチェックより上で、TVCMを流している安心感もありますから、「仮想通貨か~ちょっとどうだろうな~」と少し不安がある方は、ビットフライヤーから登録してみても良いでしょう。
Zaif(ザイフ)
テックビューロ株式会社が運営するZaif。取引手数料が低く、初めてでも取引手数料がかかりませんので低リスクで始められることが魅力ですね。
少し使い勝手に慣れが必要ですが慣れてしまえばとても便利なチャート分析などもできますのでおすすめです。
GMOコイン
ご存知、GMOグループが運営する仮想通貨の取引所です。
参入し始めたのは2017年の夏ごろからとまだ日は浅いのですが、主要な通貨は取り扱ってくれるようになり、ツールも使いやすいので初心者でも安心して使えるかと思います。
FXの分野でも実績があるので、ツールの使いやすさは折り紙つきです。
BITbank(ビットバンク)
ブロックチェーン大学校やBTCNを運営しており、ブロックチェーン技術の普及や、正しい情報発信にも貢献しているbitbank。モナコインを含む6種類の通貨を取り扱っています。
Coincheck(コインチェック)
国内の仮想通貨取引所です。抜群の使いやすさが非常に魅力で、ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨以外にも、特徴的な仮想通貨を数多く(5月現在13種類)取り扱っています。
専用のスマホアプリも非常に使いやすいので、初めて仮想通貨を購入するという方であっても登録しておいて問題ないかと思います。下のリンクから簡単に登録することができます。
イーサリアム(ETH)を購入する方法
それでは、実際にイーサリアムを購入する流れをご説明していきます。
こちらでは、取引所ではZaifを例に挙げて、販売所では簡単に購入することができるビットフライヤーでイーサリアムを購入する流れをご説明していきたいと思います。
販売所『ビットフライヤー』でイーサリアムを購入する
〇まずは本人確認を完了させる
ビットフライヤーに限りませんが、仮想通貨の取引所では本人確認まで完了させないとイーサリアムをはじめとする仮想通貨を購入することができません。少し面倒に思うかもしれませんが、これは不正防止のために法律で決まっていることなのできちんと行いましょう。
そこまで難しいことでもありませんので、まだの方は以下の記事を参考にしながら本人確認を済ませていただければと思います。
〇ビットフライヤー内に購入資金を入金
本人確認が完了したのであれば、イーサリアムを購入するための資金をビットフライヤーに入金しましょう。手数料などを含めわかりやすく下記のリンクにまとめております。
〇タイミングを見計らって購入!
入金が反映されたら、すぐにでも購入できる状態になります。ここで気をつけていただきたいポイントは、イーサリアムの価格が上がりきってしまった状態で購入してしまうことです。
未来に起こることを完璧に予想することはできませんが、直近の出来事である程度の予想はできるかと思います。イーサリアムの価格がグングン上がっているからと言って何も考えずに購入してしまうと、今後価格が下がってしまうこともあります。特に価格が上がっているタイミングでの購入は購入のタイミングを慎重にしましょう。
まず実際にビットフライヤーでイーサリアムを購入するにはまずビットフライヤーを開きます。(今回は使用頻度の高いスマホアプリ版でのご案内になります)

ホーム画面に切り替わりましたら①イーサをタップしましょう。
↓

購入画面に切り替わります。
①購入するイーサリアムの数量を決定しましょう。
②数量を入力後に「買う」をタップ
↓

①必ず数量を金額を再度確認しましょう。
②確認後に「注文を確定する」をタップして購入完了になります。
以上でビットフライヤーでのイーサリアム購入に関しては完了です。
とても簡単で、スマホの画面もスッキリとしていてわかりやすいので、1分かからずに完了できます。
取引所『Zaif』でイーサリアムを購入する
〇本人確認の完了
Zaifもビットフライヤーと同じく本人確認まで完了させてください。
こちらも登録後に本人確認の指示に従って情報入力や必要書類提出をすればいいだけですので簡単ですね。
〇日本円の入金
本人確認書類が自宅に届いたら日本円を入金していきましょう。こちらも特に難しいことはないでしょう。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
〇取引所でイーサリアムを購入
入金が反映されたら、いよいよイーサリアムを購入していきましょう。
まずはZaifへログインして右上の『取引』をクリックして下さい。

上のようなチャートが出てきますので、
- 取り引きをする通貨ペアを選択。初めは「BTC/JPY」と、ビットコインのチャートになっているかと思いますので、「ETH/JPY」もしくは「ETH/BTC」(ビットコインと交換する場合)に変更してチャートを切り替えてください。
- 指値注文か成行注文の選択。指値注文は自分でイーサリアムの価格を指定することができ、成行注文は相場に応じた価格で取り引きを行います。自分で価格を決められる指値注文では、その価格で購入・売却したいという人が現われるまで取引成立しませんので、結果的にある程度相場に近い金額にはなってくるかと思います。
- 指値注文を選択した場合、こちらに希望金額を入力する。
- 購入したいイーサリアムの枚数を入力。右の欄にその枚数に応じた必要金額が表示されます。
- 表示されている内容で問題なければ『買い注文』で注文を確定させる。
以上がZaifでのイーサリアムの購入方法です。全く初めての場合、ビットフライヤーと比べるとやはり複雑に感じてしまいますが、慣れれば大したことはありません。
指値注文もできますので、慣れてきた方はZaifも挑戦してみてください。
まとめ|イーサリアムの将来性
イーサリアムは柔軟性が高く、今後も様々なイーサリアムを用いたアプリケーションが開発されていくでしょう。そのたびにイーサリアムの注目も集めることになります。また、スマートコントラクトが実用化されるようになれば世の中の仕組みも大きく変わる可能性を秘めていますね。
一方で、ICOを中心とした仮想通貨に関する規制も厳しくなってきており、イーサリアムや仮想通貨全体の市場にも影響しています。著者個人的にですが、これは全く新しいものが受け入れる前の受難だと思っていますので、イーサリアムには長い目をもって見守っていきたいと思っています。
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