NEM(ネム)は、新しい経済活動(New Economy Movement)を起こすことを目的とされた仮想通貨を使ったプロジェクトで、通貨単位はXEM(ゼム)が使われています。
開発者の中に日本人がいたり、日本企業「テックビューロ」のオリジナルブロックチェーンにNEMが使われているなど、なにかと日本と馴染みも深い仮想通貨です。
時価総額も数ある仮想通貨の中で上位に位置し続けているNEMですが、実は取り扱っている取引所がまだまだ少ないとも言えます。
今回は、NEMを手に入れたいという方に向けて、NEMを取り扱っている取引所の紹介と実際の購入の仕方をご説明していきたいと思います。
あなたの状況や目的に応じて、適した取引所を選んでいただければと思います。
『Zaif』は、国内取引所で唯一“取引所”としてNEMが注文できますので、余計なスプレッドがなく格安でNEMを手に入れることができます。NEMに関するプロジェクトも多く手掛けていますので、NEMの購入を検討中の方にはZaifをおすすめしています。少し使いこなすことに慣れが必要かもしれませんが、慣れさえすれば一番使っている取引所になっていました。
NEM(ネム)が購入できる取引所・販売所
国内では人気の高い仮想通貨のNEMですが、まだまだ取り扱っている取引所が少ないことが現状です。
特に国内取引所に限ってみれば3ヵ所(厳密に言えば2つは販売所)だけなので、まずはいずれかでNEMの購入を検討してください。
慣れてきた方は海外取引所も視野に入れてきてもいいかとは思います。
こちらではNEMを取り扱っている取引所のご紹介と簡単な特徴について解説していきたいと思います。
各取引所・販売所の比較
最初に今回の記事で紹介している取引所の比較を簡単にまとめました。
手数料 (★スプレッド) |
通貨種類 | 会社規模 (資本金) |
使いやすさ | |
Zaif (取引所) |
メイカー0% テイカー0.1% |
5種類 (トークン9種類) |
27憶5,513万円 | △ |
DMMビットコイン (販売所) |
★約5% | 7種類 | 1,000万円 DMMグループ |
〇アプリあり |
コインチェック (販売所) |
– | 13種類 | 1憶円 | ◎アプリあり |
バイナンス (海外取引所) |
0.1% | 100種類以上 | 香港→マルタ島へ移転 取引量TOP3以内 |
〇アプリあり |
※2018年6月17日時点
※使いやすさは個人的な感想です
取引所と販売所の違い
まず、誤解されている方も多いので最初にお伝えしておきますが、仮想通貨のやり取りには『取引所』と『販売所』の2種類がありそれぞれは似て非なるものです。


取引所は、NEMを購入したい人と売却したい人それぞれが価格を提示して、両者が一致すれば取引成立です。『Zaif』などの取引所と呼ばれるところは、あくまでもそのやり取りの場所を提供しているだけであって場所を提供したことによる手数料をもらいます。
一方、販売所は『コインチェック』などの一般的に取引所とも言われているところがNEMを保有しており、それを購入・売却しているのです。販売所としては安く仕入れて高く売りたいので、結果的に売買差額が大きくなってきがちです。
イメージとしてはネットオークション(取引所)と、リサイクルショップ(販売所)の違いに似たようなものでしょうか。
例えば、「リサイクルショップに買い取ってもらったものをネットオークションに出品していたらもっと高く売れた~」みたいな経験がなかったでしょうか?
2つは似て非なるものです。最初は操作も簡単な販売所で慣らしていくことも十分アリですが、そのうち取引所にシフトしていくことも検討しましょう。
内容はビットコインについて書いていますが、NEMも同じです。2つの違いをより詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:「取引所と販売所は違う」
Zaif(取引所)|NEM一押しの方にオススメ
NEMに関してある程度ご存知の方はすでにご存じでしょうが、先ほどご紹介した『COMSA』やNEMの技術を用いたプライベートブロックチェーンの『mjin』にも大きく関与していて、NEMとは切っては切り離せない『株式会社テックビューロ』が運営する仮想通貨の取引所です。
〇Zaifのいいところ
COMSAの発表や中部電力がmijinを採用するなどNEMの価格が高騰した影に、テックビューロの働きが大きく影響しています。つまり、テックビューロの頑張りとNEMの価格はある程度比例していると考えられます。
NEM一押しの方は、NEMやテックビューロを応援するつもりで、テックビューロが運営するZaifでNEMを購入してみてはいかがでしょうか。
単純な話ですが、
Zaifで取り引きをする |
ということです。
〇Zaifがオススメの人
このようなことから、NEM一押しの方はNEMそのものを応援するつもりでZaifを利用してみることをおすすめします。
しかし、正直申し上げますと少々使いづらさは感じてしまいます。全く初めて仮想通貨を購入すると言う方は、後述するコインチェックである程度慣れてからZaifに移行してみてもいいかもしれません。
DMMビットコイン(販売所)|NEMのレバレッジ取引が可能
DMMビットコインは、皆さんも聞いたこともあると思いますがIT大企業「DMM.comグループ」の株式会社DMM Bitcoinが運営しています。残念ながらNEMはレバレッジ取引のみで現物取引は現在できませんが、FX分野でも実績があり使いやすい取引所になっています。
〇DMMビットコインのいいところ
現物取引は3通貨ペア、レバレッジ取引に関してはNEMを含む14通貨ペアが取引可能です。その他に入出金、取引手数料が無料でスマホアプリに関してもUIが見やすく、一言で言うと「使いやすい」取引所です。
更には運営企業の大きさもメリットの一つで「安心感」があるととらえられますね。
〇DMMビットコインがおすすめの人
NEMのレバレッジ取引をしたい人はもちろんですが、FX取引などで「DMM.com 証券」を使っていた人は同じDMMが運営する取引所ということで更に「使いやすい」と思いますのでおすすめですね。
Coincheck(販売所)|使いやすく取り扱い通貨が豊富
代表取締役がもともとエンジニアで、使いやすさを追求した取引所は多くの人に仮想通貨に触れるきっかけを与えてくれたと思います。
NEM以外にも豊富な仮想通貨は国内屈指ですので、NEM以外の仮想通貨にも興味がある方にはおすすめの取引所です。
ただ、コインチェックはビットコイン以外のアルトコインに関しては販売所形式となっていますので、スプレッドに注意を払ってください。
とは言っても全く初めての方でも分かりやすいように作られているので、まずはスプレッドなどは勉強代といった感じで始めてみるのもいいでしょう。
〇コインチェックのいいところ
繰り返しますが、何と言ってもコインチェックの魅力は圧倒的な使いやすさです。初心者の方はもちろん、ある程度経験がある方でも十分満足いく作りになっています。
また、NEM以外の仮想通貨も12種類取り扱っています。NEM以外の仮想通貨にも興味があるようでしたら、ぜひ登録してみることをおすすめします。
〇コインチェックがおすすめの人
お伝えのように、初心者の方から経験を積んだ方まで誰にでもおすすめできるところが正直なところです。特に、スマホでも見やすくて便利な機能がドンドンアップグレードされていますのでチャート観覧用にだけでも登録してみても良いですね。

こちらは、最近アップグレードして非常に感動したスマホウィジェットで簡単に価格変動が分かる機能
Binance(取引所)|取り扱い通貨の豊富な海外取引所
海外取引所であるバイナンスは取り扱い通貨の豊富さが魅力です。
日本語は未対応(グーグル翻訳機能がサイトにあります)で、日本の法令を遵守しているわけではありませんので、何かあった時の不安も大きいでしょう。
NEM以外にも日本国内では入手困難な仮想通貨にも興味がある場合に登録を検討しましょう。
初心者の方は国内取引所からをおすすめ!
このように、現状国内でNEMを取り扱っている取引所は『Zaif』と『コインチェック』、そしてレバレッジ取引のみですが『DMMビットコイン』のみです。
だったら海外も…と、選択肢に入れる方もいるかもしれませんが、初心者の方は圧倒的に国内取引所で始めることをおすすめします。
情報も集めやすいですし、使いやすいですし、投資は自己責任とは言えども何かあった場合のサポートも国内の方が心強いですからね。
まずは国内取引所から口座開設をしてみましょう。
取引所&販売所からNEM(ネム)を購入する方法
それでは、実際にNEMを購入する流れをご説明していきます。
こちらでは、取引所ではZaifを例に挙げて、販売所では簡単に購入することができるコインチェックでNEMを購入する流れをご説明していきたいと思います。
取引所『Zaif』でNEMを購入する
〇本人確認の完了
Zaifに限りませんが、仮想通貨の取引所では本人確認まで完了させないとNEMをはじめとする仮想通貨を購入することができません。少し面倒に思うかもしれませんが、これは不正防止のために法律で決まっていることなのできちんと行いましょう。
そこまで難しいことでもありませんので、まだの方は以下の記事を参考にしながら本人確認を済ませていただければと思います。
〇日本円の入金
本人確認書類が自宅に届いたら日本円を入金していきましょう。
入金に関しては特に難しいことはないでしょう。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
〇取引所でNEMを購入
入金が反映されたら、いよいよNEMを購入していきましょう。
まずはZaifへログインして右上の『取引』をクリックして下さい。

上のようなチャートが出てきますので、
- 取り引きをする通貨ペアを選択。初めは「BTC/JPY」と、ビットコインのチャートになっているかと思いますので、「XEM/JPY」もしくは「XEM/BTC」(ビットコインと交換する場合)に変更してチャートを切り替えてください。
- 指値注文か成行注文の選択。指値注文は自分でNEMの価格を指定することができ、成行注文は相場に応じた価格で取り引きを行います。自分で価格を決められる指値注文では、その価格で購入・売却したいという人が現われるまで取引成立しませんので、結果的にある程度相場に近い金額にはなってくるかと思います。
- 指値注文を選択した場合、こちらに希望金額を入力する。
- 購入したいXEMの枚数を入力。右の欄にその枚数に応じた必要金額が表示されます。
- 表示されている内容で問題なければ『買い注文』で注文を確定させる。
以上がZaifでのNEMの購入方法です。全く初めての場合、コインチェックと比べるとやはり複雑に感じてしまいますが、慣れれば大したことはありません。
指値注文もできますので、慣れてきた方はZaifも挑戦してみてください。
販売所『コインチェック』でNEMを購入する
〇まずは本人確認を完了させる
コインチェックもZaifと同じく本人確認まで完了させてください。
こちらも登録後に本人確認の指示に従って情報入力や必要書類提出をすればいいだけですので簡単ですね。
〇コインチェック内に購入資金を入金
本人確認が完了したのであれば、NEMを購入するための資金をコインチェックに入金しましょう。クイック入金を利用すれば当日中に、銀行振込を利用すればおおよそ翌営業日にはコインチェック内に入金額が反映されます。
〇タイミングを見計らって購入!
入金が反映されたら、すぐにでも購入できる状態になります。ここで気をつけていただきたいポイントは、NEMの価格が上がりきってしまった状態で購入してしまうことです。
未来に起こることを完璧に予想することはできませんが、直近の出来事である程度の予想はできるかと思います。NEMの価格がグングン上がっているからと言って何も考えずに購入してしまうと、今後価格が下がってしまうこともあります。特に価格が上がっているタイミングでの購入は購入のタイミングを慎重にしましょう。
では、実際にコインチェックで購入するにはまずサイドメニューを開きます(こちら、スマホの画面です)。

『コイン購入』をタップ
↓

コインの種類を選択する項目に移りますので、『NEM』を選択します。
↓

下にスクロールすると、NEMの購入数を入力する画面があります。購入したいと数量を入力すると、交換する通貨に対する必要金額が表示されます。
こちらの金額で問題なければ『購入』をタップします。これにてコインチェックでのNEM購入は完了です。
『Zaif』は、国内取引所で唯一“取引所”としてNEMが注文できますので、余計なスプレッドがなく格安でNEMを手に入れることができます。NEMに関するプロジェクトも多く手掛けていますので、NEMの購入を検討中の方にはZaifをおすすめしています。少し使いこなすことに慣れが必要かもしれませんが、慣れさえすれば一番使っている取引所になっていました。
NEM(ネム)とは?特徴と現在価格
以上がNEMが購入できる取引所のご紹介と購入方法でした。すでにご存知の方も多いでしょうが、最後にNEMという仮想通貨について簡単に説明をしておきたいと思います。
NEMは『New Economy Movement(新しい経済活動)』の頭文字を取った仮想通貨を使ったプロジェクトの名前です。そこで使われる仮想通貨をXEM(ゼム)といい、取引所ではこのXEMが売買されています。
※一般的にはNEMという名で通っていますので、こちらでもNEMと呼びますが、通貨単位はXEMが使われています。
NEMの現在価格
(2018年3月時点)
|
2018年1月現在のNEMの価格は上の通りです。
2017年の年末には多くの仮想通貨が価格を高騰させましたが、NEMのその中のひとつです。
要因として考えられることが、日本国内で仮想通貨の認知度・注目度が一気に高まり、ジャパンマネーが多く入ってきたこと、そしてそのきっかけの一つともなった出川哲朗さんを起用したCMを放映した『コインチェック』がNEMを取り扱っていたことが要因としても考えられます。
XEMの発行枚数上限は8,999,999,999XEMで、すでに投資家たちに振り分けられており、今後新規発行されることもありません。
さらにNEMには以下のような特徴があります。関連記事を添付しておきますので、気になるところがあれば参考にご覧ください。
大型アップデート|NEMのカタパルト
また、NEMには大型アップデートの『Catapult(カタパルト)』が控えています。
カタパルトの実装により、処理速度の向上や取引をスマートコントラクト(第三者がいらないデジタル上での約束事のようなもの)が可能になってくることが期待されます。
要は、NEMの実用性が高まるアップデートですので、カタパルト実装によって価格変動に好材料になることは間違いないと言えるでしょう。
誰でも始めやすい?NEMのハーベスト
ビットコインにマイニングがあるように、NEMはハーベストという方法で購入以外に入手する方法があります。
マイニングはマイニング用のコンピューターとそれを稼働させる設備が必要になってくるため、かなりのコストがかかってしまいます。それこそ一個人が行えるような内容ではなくなってきました。
しかし、ハーベストの場合、一定数のXEMをNano Walletに預けておくだけで毎月ちょっとずつXEMが増えていくのです。
一定数のXEMは10,000XEMとなっており、価格が高騰した現在130万円程度のNEM購入資金が必要になってきて少しハードルは上がったものの、ビットコインのマイニングなどに比べるとかなり始めやすい方法だと思います。
『Zaif』は、国内取引所で唯一“取引所”としてNEMが注文できますので、余計なスプレッドがなく格安でNEMを手に入れることができます。NEMに関するプロジェクトも多く手掛けていますので、NEMの購入を検討中の方にはZaifをおすすめしています。少し使いこなすことに慣れが必要かもしれませんが、慣れさえすれば一番使っている取引所になっていました。
NEM(ネム)のチャートと価格推移
最後に、上記でNEMを購入するタイミングも大事だとお伝えしましたが、実際のNEMのチャートを簡単に振り返ってみましょう。これまでの出来事を知ることで、今後のNEMの価格予測も立てやすくなるのではないでしょうか。
こちらではざっくりと概要をお伝えしていきますので、詳しくは以下の記事も参考にしていただければと思います。
2017年4月下旬~5月中旬|最初の目立った高騰

2017年に入ってからのNEMの目立った価格高騰の1つが一時期1XEM=40円をも突破した4月から5月にかけての高騰です。
これにはmijinのリリースやカタパルトのリリース(当初は夏頃との噂も出ていました)など、NEMにとって好材料が多かったことが要因でしょう。
さらに、この時期は他の仮想通貨も好調で軒並み価格を上げていた時期でもあります。
8月|NEMの価格が再高騰

ビットコインの分裂騒動などもあり、一時期勢いが衰えていた仮想通貨市場でしたが、分裂騒動を乗り越えた8月に再び勢いを取り戻し始めます。
特にNEMに関しては、度々説明している「COMSA」のリリースが発表されるなどの好材料が多く、特に目立って高騰していました。
12月に価格が高騰|1XEM=70円到達!

2017年も終わりに差し掛かった頃、仮想通貨全体としては軒並み価格が上がっていく中、特に目立った動きのなかったネム。
しかし、突然として価格が高騰。一時期1XEM70円を超える価格にまでなりました。
結論から申し上げますと誤報だったのですが、『WeChat』という中国発のLINEのようなチャットツールとネムが連携するとの話題が出てきたことでした。
2017年12月下旬〜2018年1月上旬|その後も価格は高騰!1XEM=100円を超える

70円を突破したことでかなりのお祭り騒ぎだったネム界隈でしたが、そんなの序の口でした。
誤報だったことにより、価格も元の位置に戻るかと思いきやそのようなことは無くむしろグングン伸ばしていき、なんと200円を突破!
現在は少し下がっていき100円程度に下がっていますが、それでも1XEM=2~30円時代が半年程度続いていたことを考えると、この一カ月でとんでもない値動きをしたことになります。
要因として明確なものはありませんでしたが、
- 日本人の仮想通貨認知とコインチェックで取り扱っていることによる高騰
- 中国取引所でのネム取り扱い開始
- カタパルトの実装間近
このような要因が重なって高騰したのだと考えられます。
2018年1月中旬〜2月|1XEM=100円台から50円台へ下落
年が変わって仮想通貨界隈ではどちらかというと悪い出来事が多く、この時期に大きく流れが変わりました。理由としては以下の3つの出来事が主に大きかったのではないかとみられています。
▼国内大手取引所コインチェックからネム(nem)580億円分流出事件
記憶にも新しい事件ですが、流失事件の今まで一番大きかったマウントゴックス事件(事件当時470億円相当)をはるかに上回る事件が起こりました。
後述で詳しく解説しますが、コインチェックユーザーの資産凍結や、仮想通貨全体のイメージダウンや信頼性の低下に繋がり、仮想通貨のユーザー離脱が多くあったと考えられます。
▼1月16日韓国の仮想通貨の規制
2018年1月16日に韓国で仮想通貨の規制が行われました。昨年9月に行われた中国の規制の際にも、「中国規制=中国人のユーザーが多く仮想通貨から離脱→ユーザーが減り、下落する」と考える人の多さなのか、仮想通貨全体で大きな下落ムードになったことがありましたが、今回の韓国の規制に関しても同じような流れで下落したことが予想されます。
しかし過去の規制は完全な禁止ではなく、ルールを定める事や見直すというところが大きいようです。簡単に説明すると、偽名でやっているユーザーや未成年で登録している人以外は基本的にはそのまま取引が可能で、日本では既に当たり前のようにやっている身元確認などの規制を、韓国はやろうとしてるだけなんです。
▼USテザー問題
一月末に仮想通貨のUSテザーに関する疑惑が大きく取り上げられました。
簡単に説明すると、USテザーというアメリカの会社が独自発行している通貨が「USテザー」というもので、
法定通貨である「米ドル」の価格に連動していることを謳っていて、法定通貨並みの安定感があるという触れ込みでした。
投資家達はドルなどの国家の法定通貨で仮想通貨を購入する事に規制が入りやすいことから自国の法定通貨から→テザーを購入→仮想通貨を購入するなど、テザーが仮想通貨と違い「国家通貨と同じ価値」という根拠に規制をくぐり抜ける手段としても使われていたようです。中国などの仮想通貨の規制されている国でも便利に使われていました。
そんなUSテザーですが、発行額に相当する米ドルを保有していないのではないか?という疑惑で、この疑惑が本当だとなると信頼性が崩れ仮想通貨全体の市場崩壊にも繋がるという問題が起こります。
この不安や不信感から相場に大きく影響を与えたとみられています。
これらの出来事が重なり、この時期はネムだけでなく仮想通貨市場全体に大きく下落の流れを作ったとされています。
まとめ
今回はNEMの取引所をメインにご紹介させていただきました。簡単に各取引所のレビューをすると
▼Zaif
NEM一押しの人にオススメ。本文では触れていませんが、セキュリティの高さと手数料の安さも魅力です。
▼DMMビットコイン
レバレッジ取引のみですが簡単操作・使いやすく大企業としての安心感がおすすめです。
▼コインチェック
とにかく使いやすい。初心者から定期的にチャートをチェックする人にまでおすすめです。
▼Binance
アルトコインの取り扱いが100種以上とかなり豊富な海外取引所。
あくまでも著者の個人的見解でしたが、あなたに合いそうな取引所を選んで、ぜひNEMを購入していって下さい!