どの仮想通貨を購入しようか悩んでいる時などに気になるのが、仮想通貨のランキングですね。そこで今回は、仮想通貨の時価総額ランキングとランキングTOP10の仮想通貨について解説していきたいと思います。
あくまでも「時価総額が高い=市場規模が大きい」というだけで、今後も価格が上がるとか、今上位のコインを購入すれば儲けられるというようなことではないのですが、ある程度仮想通貨を選ぶ判断基準にもできるでしょう。
BINANCE(バイナンス)は海外取引所ですが、圧倒的な取り扱い通貨の種類で時価総額上位の仮想通貨はほとんど取り扱っています。国内取引所では購入できない仮想通貨も多数ありますので、仮想通貨の売買に慣れてきた方はBINANCEの登録も検討してみてはいかがでしょうか?
目次
仮想通貨のランキングがチェックできる2つのサイト
まず、仮想通貨の時価総額をチェックするにあたって、以下の2つのサイトが役に立ちますので、ご紹介させていただきます。英語表記ではありますが、感覚で操作はできると思いますし、Google翻訳などを使えば、英語の意味も分かりますので、実際に触りながらランキングを調べてみましょう。
Crypto-Currency Market Capitalizations

URL:https://coinmarketcap.com/
当サイトでも仮想通貨の時価総額を調べる時に利用しているサイトです。広告が少し気になる人がいるかもしれませんが、時価総額を日本円で表記することもできるので便利です。1,000以上もの仮想通貨の時価総額や価格、価格推移を確認することができます。
COINCAP

先ほどのCrypto-Currency Market Capitalizationsと同じく、時価総額・価格・価格推移をチェックできます。時価総額は日本円で表記されませんが、スマホアプリがあるので手軽にランキングをチェックするときに使えます。
仮想通貨の時価総額ランキングとコインの解説!
それでは、実際に2018年6月27日時点の仮想通貨の時価総額ランキングTOP10とそのコインの簡単な解説していきたいと思います。
時価総額第1位|Bitcoin(ビットコイン)
言わずと知れた、仮想通貨の代表的存在『ビットコイン』。時価総額は2018年6月時点の時価総額は10兆円を超えています。2017年に入り他のアルトコインも価格を上げていきましたが、時価総額1位の座は不動のものです。
時価総額第2位|Ethereum(イーサリアム)
そんなビットコインを第2位の位置で追い上げている仮想通貨が『イーサリアム』です。柔軟な設計で様々なアプリケーション開発での活用が期待されています。時価総額も4兆円を超えています。
時価総額第3位|Ripple(リップル)
リップルは様々な通貨での送金をよりスピーディーに、よりコストをかけずに行うために、開発されたシステムです。世界中の大手銀行や金融機関が興味を示し、導入や協力をするなどして注目を集めている仮想通貨のひとつです。
時価総額第4位|Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ)
2017年8月に起きたビットコインのハードフォークで新たに誕生した『ビットコインキャッシュ』。ハードフォークされた時にビットコインを保有していた人に対して、同じ数量のビットコインキャッシュが配布されたため、誕生と同時に価格が付き、時価総額も仮想通貨の中で上位をキープしています。
時価総額第5位|EOS(イオス)
EOSは、2017年6月に公開されたばかりのかなり新しい仮想通貨ですが、わずか1年足らずで時価総額の上位にランクインしています。イーサリアムと同じように分散型アプリケーションに特化した仮想通貨で、さらに手数料が発生しないことや処理速度の速さが特徴的です。
時価総額第6位|Litecoin(ライトコイン)
「ビットコインが金ならライトコインは銀だ」とも言われている『ライトコイン』。価格帯はビットコインよりも安いものの、発行枚数が多く、根強い人気で時価総額上位をキープしています。
時価総額第7位|Stellar(ステラ)
ステラはリップルを元に作られた仮想通貨で、通貨単位はルーメン(XLM)です。高速・低コストで様々な決済方法・通貨を繋げるシステムとしては、リップルとほとんど同じですが、リップルが銀行や企業などの法人向けに対して、ステラは個人向けの小規模決済を主にターゲットにしています。
時価総額第8位|Cardano(カルダノ)
よく『エイダコイン(ADA)』とも呼ばれているカルダノですが、カルダノとは、プラットフォームの名前のことで、そこで使われる仮想通貨がエイダコインとなっています。もともとICOしてからしばらく公開していなかったので詐欺コインとも言われていましたが、取引所にも上場しきちんと運用されていますので、今はそのようなことはありません。
時価総額第9位|Tether(テザー)
テザー(USDT) は、USドルと同じ価格になるように固定されたペッグ通貨です。海外取引所では法定通貨で仮想通貨を購入するのではなく、BTCやUSDTなどで交換することが多いため、需要も高まり時価総額も上位になっています。
時価総額第10位|IOTA(アイオータ)
『IOTA』は、ブロックチェーン技術を使わない仮想通貨です。IOT(モノのインターネット)の導入をするときに活躍するように開発されました。IOTは、ブロックチェーンに負けず劣らず注目を集めている技術で、IOTAも公開と同時にランキングTOP10入りするなど、注目の高さが伺えます。
BINANCE(バイナンス)は海外取引所ですが、圧倒的な取り扱い通貨の種類で時価総額上位の仮想通貨はほとんど取り扱っています。国内取引所では購入できない仮想通貨も多数ありますので、仮想通貨の売買に慣れてきた方はBINANCEの登録も検討してみてはいかがでしょうか?
仮想通貨の時価総額ランキング推移
いかがでしょうか。2018年6月現在の仮想通貨の時価総額ランキングは以上のようになっています。それでは、これまでの時価総額ランキングはどのように推移していったのでしょうか。
著者は2017年5月から仮想通貨投資を始めましたが、それ以降の半年ごとのランキング推移について少し触れてみたいと思います。

ランキング推移をまとめると、上のようになっています。
ビットコイン・イーサリアムは不動
時価総額ランキングの1位・2位はビットコインとイーサリアムが変わらずキープし続けています。2017年7月にはビットコインの分裂騒動もありましたが、仮想通貨市場全体の時価総額が下がったので、順位も変わらず。
仮想通貨全体の上げ下げはこの1年間だけでもかなり大きなものでしたが、この2つの通貨が軸であることには変わりありませんでした。
ビットコインキャッシュの誕生
2017年8月にビットコインのハードフォークによって新たに誕生したビットコインキャッシュですが、すでにお伝えしたようにハードフォーク時のビットコインと同じ枚数のビットコインキャッシュが配られたため、初めから価格も付いてTOP3に割り込んできます。
リップル・ビットコインキャッシュも強し
ビットコインとイーサリアムに次いで、リップルとビットコインキャッシュも時価総額のランキングも1年間安定して上位をキープしていました。
イメージとしては、ビットコインが絶対的王者で、イーサリアムがそのライバル。リップルとビットコインキャッシュで3位の座を奪い合っているようです。
5~10位の入れ替えが結構激しい
一方で、仮想通貨時価総額ランキングの5~10位は1年間で結構動いています。イオスのように2017年に入って公開・上場された仮想通貨などのニューホープがランクインし始めているのが2018年になったころ辺りからです。
2017年中旬はコインチェックで購入できた仮想通貨(DASH・イーサリアムクラシック・NEMなど)がほぼTOP10を占めていたのですが、新たに登場する他の仮想通貨の機能に負けたり、思ったようにプロジェクト開発が進まなかったり、順位を落とした仮想通貨も多いです。
中国のブロックチェーン格付けランキングTOP10
2018年5月から毎月発表予定の中国情報産業省電子情報産業発展研究院が発表している『国際パブリックチェーン技術評価指標』のブロックチェーン技術の格付けランキングも仮想通貨界隈では注目されているランキングの1つです。
時価総額と同じく、上位だから絶対良いという訳ではありませんが、一つの判断材料になるかと思います。
主にブロックチェーンの技術的な面を中心に応用しやすいか?革新的か?といった観点で評価されていきます。
その中国のブロックチェーン技術ランキングTOP10(2018年6月20日発表)は以下の通りになっています。
|
EOS・NEOが上位にいる理由
上の時価総額のランキングとはまた違った顔ぶれになりましたね。イーサリアムはこのランキングでも評価は高く、前回1位だったのですが、『EOS(時価総額5位)』『NEO(時価総額13位)』がTOP3に入っているのが気になりますね。
〇EOS1位の要因
上でも簡単にお伝えしましたが、EOSは分散型アプリケーションのプラットフォームを構築するための仮想通貨で、手数料無料や処理速度などに至ってはイーサリアムより優れている点が高評価に繋がったのだと考えられます。
〇NEO3位の要因
NEOは、スマートコントラクトを採用しており、「中国版イーサリアム」とも言われています。開発言語には既存でも広く使われているJavaが使われているので、応用しやすいとのことで上位にランクインしたのだと思われます。
ビットコインは17位
一方で、時価総額では圧倒的1位のビットコインですが、この中国でのブロックチェーン格付けランキングでは、今回17位・前回21位そこまで目立っていません。
理由として挙げられることが、手数料がどうしても高くなっていることや、スケーラビティ問題などによる承認時間の長さです。
同じ仮想通貨・ブロックチェーン技術の中でも、日々新しい技術は登場したり、反対に新たな問題が登場したりしていますので、それが分かりやすく反映されたランキングだと思います。
もちろん、こちらのランキングもあくまでも1つの指標でしかありませんので、参考程度にとどめるくらいが良いでしょう。
おまけ|仮想通貨の価格ランキング
最後に、Crypto-Currency Market Capitalizationsを見ているうちに気になることがあったので、それぞれ調べてみてランキング付けしてみました。
こちらで紹介する仮想通貨は、知名度もほとんどない非常に価格も不安定な仮想通貨なので、実際に購入することは全然おすすめできません。そもそも、どこで購入できるかもわかりませんでしたが…
あくまでも、「こんな仮想通貨もあるのか~」という、ただのおまけにとどめるようにお願いします。
めちゃくちゃ高い仮想通貨
- Bit20|約3,300万円
- Project-X|約500万円
- 42-coin|約250万円
1コインあたりの価格が高い仮想通貨を調べてみると、一番高い仮想通貨でなんと約3,300万円。全く聞いたこともないコインで、小数点以下の0がいくつも付いている状態で取引されているようでした。
あくまでも、「こんなコインもあったよ」という内容ですので、あまり参考にはならないですね。ちなみにビットコイン(約70万円)は、第5位の価格の高さでした。
めちゃくちゃ安い仮想通貨
- StrongHands|約0.000045円
- EmberCoin|約0.000047円
- Sprouts|約0.000047円
反対に非常に安い仮想通貨は、上記の3つ。0.000045円といえばそのコインを5,000枚以上買ってやっと1円の価値があることになりますが、仮に価格が高騰すれば一気に資産が増える夢もあるということですね(リップルも注目される前は0.8円でしたし)。
しかし、裏を返せばそれほど価値が認められていないコインだとも言えます。購入する際は、本当にその仮想通貨が優れているのか?実用的なのか?ということで判断しましょう(そもそも上記のようなコインはどこで売っているのか分かりません)。
ちなみにコインマーケットキャップには約1,500種類の仮想通貨が載っていたのですが、なんとその中の約1/3にあたる約500種類が1円に満たない価値となっていました。それほど仮想通貨の世界はまだまだ発展途中で、不明確な部分も多いと言えます。
まとめ
いかがでしょうか。仮想通貨の時価総額ランキングをメインに解説させていただきました。まだまだ動きが激しい仮想通貨の世界ですが、それぞれの仮想通貨がどのような動きをしていったのか定期的に振り返ってまとめていきたいと思います。
BINANCE(バイナンス)は海外取引所ですが、圧倒的な取り扱い通貨の種類で時価総額上位の仮想通貨はほとんど取り扱っています。国内取引所では購入できない仮想通貨も多数ありますので、仮想通貨の売買に慣れてきた方はBINANCEの登録も検討してみてはいかがでしょうか?