ビットトレードは、2017年9月29日に金融庁に仮想通貨交換業者として登録された仮想通貨の取引所で、操作性が高いチャートと人気の仮想通貨を取り扱っているところが特徴的です。
コインチェックやビットフライヤーなどと比べると知名度は劣りますが、手数料を抑えながら取り引きもできるので、ある程度慣れてきた人は登録を検討してみてもいいのではないかと思います。
特に、リップルを取り扱っている取引所で指値注文ができるところは現状少ないので、リップルの頻繫な売買をする方にはおすすめです。
今回は、そんなビットトレードの特徴と登録方法について解説していきたいと思います。
『ビットトレード』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします。
目次
ビットトレードの特徴と登録するメリット
それでは、さっそくビットトレードがどのような取引所であるかを説明していきたいと思います。
ビットトレードの会社情報
会社名 |
ビットトレード株式会社 |
代表取締役社長 | 閏間 亮 |
所在地 | 東京都港区三田2-11-15 三田川崎ビル4階 |
設立 | 2016年9月12日 |
資本金 | 5,100万円(2017年5月末時点) |
ビットトレードの会社情報は以上の通りです。設立から1年強の非常に若いベンチャー企業だという印象を受けます。
〇金融庁の仮想通貨交換者に登録
ビットトレードは金融庁の仮想通貨交換業者にきちんと登録されています。登録番号は『関東財務局長第00007号』です。
ビットトレードで取り扱っている通貨
通貨名 | 単位 | 特徴 |
ビットコイン | BTC | 言わずと知れた仮想通貨の代表的存在 |
リップル | XRP | 送金技術に優れた仮想通貨。国内での取り扱いはまだ少ない |
ライトコイン | LTC※ | ビットコインの弟分的存在。発行枚数が多く、送金速度も速い |
イーサリアム | ETH※ | 自由度の高いアプリケーションプラットフォーム。ビットコインに次いで時価総額2位 |
モナーコイン | MONA | 日本初の仮想通貨。コアなファンが多く、最近暴騰して仮想通貨界隈を沸かせている |
ビットコインキャッシュ | BCC注 | ビットコインのハードフォークによって誕生した仮想通貨 |
※:日本円との交換はできずBTCとの交換のみ
注:他では『BCH』と表記されることが多いビットコインキャッシュですが、ビットトレードでは『BCC』と表記されています。
ビットトレードで取り扱っている仮想通貨は上6種類です。時価総額上位の仮想通貨は網羅しているといったところで、日本とも馴染み深いモナコインも取り扱っています。
リンクをクリックすると各仮想通貨について解説したページに飛びます。
ビットトレードの手数料
〇売買手数料
メイカー | テイカー | |
BTC | 0.20% | 0.20% |
XRP | 0.25% | 0.45& |
LTC | 0.30% | 0.70% |
ETH | 0.20% | 0.25% |
MONA | 0.30% | 0.70% |
BCC | 0.30% | 0.70% |
ビットトレードで売買するときの手数料は上のようになっています。メイカー取引とは、自分で価格を指定して売買してくれる人が現れるまで取引成立しない取引方法で、テイカー取引は、板注文を基に決まった金額ですぐに取り引きする方法です。
〇入出金手数料(日本円)
銀行入金手数料 | 銀行手数料を自己負担 |
銀行出金手数料 | 648円 |
ビットトレードでは、銀行入金のみで手数料は無料(銀行手数料はかかります)です。手数料がかからないことは良いのですが、銀行振込は入金日時によっては反映が遅れる場合がありますので、購入予定の方は前もって入金しておきましょう。
〇送金手数料(仮想通貨)
BTC | 0.0005BTC |
XRP | 0.15XRP |
LTC | 0.001LTC |
ETH | 0.0005ETH |
MONA | 0.001MONA |
BCC | 0.001BCC |
ビットトレードから他のウォレットなどに送金する際に発生する手数料です。これはビットトレードに支払うものではなく、マイニングをしてくれている人達への報酬となります。
ビットトレードに登録するメリット
以上がビットトレードの概要ですが、著者が個人的な観点からビットトレードの良いと思う以下の2つの特徴をさらに上げておきます。
〇リップルやライトコインの指値注文が可能
まず、指値注文ができるところがポイントが高いです。仮想通貨投資初心者に人気のコインチェックやビットフライヤーでは簡単に取り引きをすることができるのですが、実はあの価格は各取引所が決めた売買価格で差額(スプレッド)が大きいです。
頻繫に取り引きをしているとそれだけでマイナスになりかねません。指値注文では自分で価格を指定できますので、差額で大きなマイナスになるような事態は防げるでしょう。
〇チャートの操作性が高い

ビットトレードのチャートは上のようになっています。初心者の方からしてみれば少し難しく感じるかもしれませんが、ローソク足チャートやラインチャートを切り替えれたり、インディケータでテクニカル分析ができたりと、操作性が高いところがポイントです。
ある程度慣れてきた人は、勉強がてらにビットトレードのチャートをいじってみてもいいですね。売買のタイミングの良し悪しが少しずつ分かっていくかと思います。
『ビットトレード』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします。
ビットトレードに登録する手順
それでは、こちらではビットトレードに登録をする手順をお伝えしていきたいと思います。はっきり言ってかなり簡単なので、実際にやりながら分からなくなったら、こちらのページに戻ってきてもらえればと思います。
メールアドレスの登録とパスワード作成
〇メールアドレスの登録
以下のリンクからビットトレードのサイトに行きましょう。

上のような画面になると思いますので、メールアドレスを登録しましょう。
〇メールが届く
メールアドレスを登録すると、すぐにそのアドレスにメールが届くかと思います。

貼られているリンクから再度アクセスしましょう。
〇パスワードの設定

上の画面が出てきますので、ビットトレードにログインするためのパスワードを設定しましょう。
ビットトレードは、あなたの大切な資産を保管する場所でもあります。
- 他で使っているパスワードを使い回さない
- パスワードは英数字と記号を入り混ぜて複雑にする
- 忘れないようにきちんと保管&他人に知られないようにする
この3点は最低限守るようにしましょう。
個人情報の登録と本人確認
以上でいったんアカウント作成は完了ですが、本人確認が完了していません。本人確認が終わっていないと仮想通貨の取り引きができませんので、このまま一気にやってしまいましょう。
〇個人情報の入力

パスワードを設定すると、上の画面に切り替わっていると思いますので、個人情報を入力していきましょう。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
を入力するだけですから簡単です。
次に進むと
- ビットトレードを利用する目的
- 職業
- 外国の重要人物かどうか
を選択します。選択式なので難しいことはないかと思います。
〇本人確認書類をアップロードする
次に、本人確認書類を提出します。提出と言っても、本人確認書類の画像を写真で撮ってそのファイルをアップロードするだけなのですぐにできます。
本人確認書類として
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
のいずれかの写真を取りましょう。免許証やカードであれば両面。パスポートは、顔写真が載っているページと住所が書いてあるページにしましょう。
〇郵便を受け取って完了!
その後本人確認の審査が1日程度で終わります。審査が通ればビットトレードから簡易書留郵便で本人確認完了のお知らせが送られてきますので、そちらを受け取って本人確認完了です(だいたい2~3日で届きます。他の取引所より早かったです)。

上のような郵便物が送られてきます。
本人確認が完了したかどうかは、ビットトレードに一度ログインして、『登録情報』から『本人確認書類』の状況を確認しましょう。こちらも、ビットトレードの確認作業があるようで、少し時間差があるようです。翌営業日まで待つ時もあるかもしれません。
以上でビットトレードへの登録は完了です。あとは入金してトレードを始めていきましょう!
ビットトレードに登録した後にやっておくこと
以上がビットトレードの登録方法ですが、登録後に一緒にやっておくことを2つご紹介しておきます。
特に難しいことではありません。登録後にすぐにビットトレードをより安全に利用するためのことですので、登録ついでに併せてやってしまいましょう。
本人確認の完了
上で一緒に説明しており繰り返しになりますが、登録だけでは仮想通貨の取り引きを行うことができませんので登録後は本人確認もセットで終わらせておきましょう。
少し面倒に感じるかもしれませんが、利用者は資金浄化などの悪い目的で仮想通貨取引所のアカウントを作らないために法律で決められていることなので必ずやらなくてはなりません(他の取引所も同様です)。
〇本人確認がまだだとできないこと
- 日本円の入出金
- 仮想通貨の売買
- 仮想通貨の送金
つまり、本人確認が終わっていないと登録してもほとんど何もできないということになります(できるのはチャートを見るくらい)。一緒に終わらせてしまいましょう。
二段階認証の設定
ビットトレードは、あなたの大切な資金を預けておく場所にもなりますので、セキュリティ面の設定もきちんと行っておきましょう。
他の取引所でもできる「二段階認証」は、簡単にできるセキュリティ対策ですのでマストでやっておくべきですね。
二段階認証は、仮に万が一パスワードなどが他人に知られて不正にログインされようとしても、連携させたスマホのアプリなどに送られて送る数字を入力しない限り次の操作が出来なくなる二重の鍵です。
ビットトレードでは、『Google Authenticator』か『IIJ SmartKey』のいずれかのアプリで設定できます。
設定方法は、まず『Google Authenticator』をご自身のスマホにインストールします。その後、ビットトレードにログイン、アカウントから『セキュリティ』→『二段階認証の設定』に進みます。

上のような画面になりますので、インストールした認証用アプリを起動して、QRコード読み込みでこちらのQRコードを読み取りましょう。
アプリの方に6桁の数字が表示されますので、そちらの数字を上の画面の『認証コード』の部分に入力します。
これで二段階認証の設定は完了です。あとは、ログインや送金の時に認証用アプリに数字が表示されますので、そちらの数字を照合させることで次に進めるようになります。
『ビットトレード』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします。
ビットトレード登録後の使い方
最後に、ビットトレードに登録した後の使い方について簡単にご説明していきたいと思います。
実際にやりながら覚えていくことが一番ですので、分からないところがあれば参考にしていただくスタンスでいいと思います。
ビットトレードの入金方法
多くの方がまずは日本円で仮想通貨を買っていくかと思います。その場合、まずは日本円をビットトレードのアカウントに入金しなくてはなりません。
ビットトレードの入金方法は、銀行振込のみと至ってシンプルですし、入金手数料は無料です。ただ、銀行に対しての振込手数料は発生します(だいたい300~500円ほど)。
入金方法も簡単で、ログイン後サイドメニューから『入出金』をクリックして『日本円』を選択します。そこで表示された銀行口座に振り込むだけです。
銀行が営業されている時間帯に振り込めば基本的には当日中にアカウントにも反映されるとは思いますが、営業時間ギリギリや営業時間外であれば翌営業日まで反映に時間がかかります。
ビットトレードの出金方法
反対にビットトレードにある日本円を自分の手元に移したい場合は、登録したご自身の銀行口座に振り込まれる形になります。
まずは、ビットトレードアカウントで銀行口座を登録(本人と同じ名義の口座にしましょう)、その後アカウントの『入出金』→『日本円』で『出金』を選択します。
あとは出金したい金額を入力して問題なければ出金申請をします。注意すべき点は、出金手数料が648円と若干高いので、小出しで出金するのではなく、一度にまとめて出金した方が余計な手数料がかかりません。
銀行口座への反映は、こちらも銀行営業日の時間内であれば基本的に当日中に反映されるでしょう。そうでない場合は、翌営業日までかかります。
ビットトレードの取引方法
ビットトレードは取引所形式なので、初心者の方は少し難しく感じてしまうかもしれませんが、手数料(スプレッド)を低く抑えることができますので、ぜひ使いこなしていきましょう。
最後にビットトレードでの取引方法についてご説明したいと思います。
まず、どこから取り引きを行うかと言うと、下の画像の赤枠部分をクリックして取り引きしたい通貨ペアを選択します。

選択すると、下のような選んだ通貨のチャートと注文板の画面になります。

一番右にあるものが注文板で、こちらで金額や欲しい枚数などを入力していきます。また、ビットトレードでは指値注文と成行注文から選択することが可能です。
初心者は成行注文からやってみることをおすすめしますが、慣れてきたらそれぞれの特徴を生かして上手に使いこなしていってみてください。
指値注文 | 売買価格を自分で指定できる方法。注文を出した金額で買いたい・売りたい人が現れない限り取り引きは成立しませんので、相場とかけ離れた金額での注文は成立まで時間がかかってしまいます。 |
成行注文 | 相場に合わせた金額で注文を出す方法。比較的早く取り引きも成立しますが、手数料が若干かかります。 |
取引板の使い方は以下の通りです。
≪指値注文の場合≫

≪成行注文の場合≫

最初は少し難しく感じるかもしれませんが、何度か取り引きを繰り返していくうちに使い方も分かってきますから、あとは実践あるのみです。
気になる通貨をちょっとずつ購入していきましょう!
まとめ
いかがでしょうか。著者がビットトレードに登録した一番の目的はリップルが指値注文できるところでした。登録も非常に簡単ですぐに終わったので、さっそくリップルをいくつか取り引きしていこうかと思います。
みなさんもいくつかの取引所を比較して使いやすい、手数料が安いところを見つけていきましょう!
『ビットトレード』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします。