ビットバンクは金融庁から仮想通貨交換業者として認められている国内仮想通貨取引所で、リップルなどのアルトコインが指値注文できるところが魅力です。
取扱通貨の種類や規模の大きさで言えば、コインチェックやビットフライヤーなどの取引所に少し見劣りしてしまいますが、手数料を抑えながら賢く取り引きをすることができます。
今回はビットバンクの特徴や登録するメリット、登録の手順についてご説明していきたいと思います。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします
目次
ビットバンクの特徴と登録するメリット
まずはビットバンクに取引所としてどのような特徴があり登録するメリットにはどんなものがあるのかを簡単に知っておきましょう。「いいから登録のしかたを教えて!」という方は『ビットバンクに登録する手順』からご覧ください。
ビットバンクの会社情報
会社名 | ビットバンク株式会社 |
代表取締役CEO | 廣末紀之 |
所在地 | 東京都品川区西五反田7-20-9KDX西五反田ビル7階 |
設立 | 2014年5月 |
資本金 | 11億3,100万円(資本準備金含む) |
ビットバンクの会社情報は上の通りです。2014年5月に設立されたばかりのベンチャー企業ですが、資本金の多さや代表の経歴など信頼おける内容は多いのではないでしょうか。公式サイトでも関係者の経歴や想い、趣味などが書かれていますので、親近感がわきます。
参考:bitbankについて
〇金融庁から仮想通貨交換業者として認可
また、ビットバンクは2017年9月29日に金融庁から仮想通貨交換業者として認可を受けています。登録番号は『関東財務局長第00004号』です。
ビットバンクで取り扱っている仮想通貨
通貨名 | 単位 | 特徴 |
ビットコイン | BTC | 言わずと知れた仮想通貨の代表的存在 |
リップル | XRP | 送金技術に優れた仮想通貨。国内での取り扱いはまだ少ない |
ライトコイン | LTC※ | ビットコインの弟分的存在。発行枚数が多く、送金速度も速い |
イーサリアム | ETH※ | 自由度の高いアプリケーションプラットフォーム。ビットコインに次いで時価総額2位 |
モナーコイン | MONA | 日本初の仮想通貨。コアなファンが多く、最近暴騰して仮想通貨界隈を沸かせている |
ビットコインキャッシュ | BCC | ビットコインのハードフォークによって誕生した仮想通貨 |
※はBTCとのペアのみ
ビットバンクで取り扱っている仮想通貨の種類は上記の6種類です。主要な仮想通貨は網羅していると言っていいでしょう。特に、リップルは他の取引所での取り扱いが少ないので、重宝されるかと思います。
ビットバンクの手数料
〇売買手数料
メイカー | テイカー | |
ビットコイン | マイナス0.05% | 0.05% |
アルトコイン | マイナス0.05% | 0.25% |
ビットバンクで仮想通貨を売買する際の手数料は上の通りです。アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨のことを言います。
また、メイカー取引は、自分で価格を決めてその価格で売買してくれる人が現れるまで取引成立しない方法。テイカー取引は板注文を基に決められた価格ですぐに取引ができる方法です。
特に注目したいところは、メイカー手数料がマイナスになっているところですね。これは、取引をすればするほどその通貨が貰えるということになります。コインチェックやビットフライヤーなどでは売買だけで差額によるマイナスが生じることもありますので、これは非常にありがたいです。
〇入出金手数料(日本円)
銀行入金手数料 | 振込手数料を自己負担 |
銀行出金手数料 | 3万円未満:540円 3万円以上:756円 |
送金手数料は以上の通りです。他の取引所と大きく変わりませんが、銀行振込しかできないので、入金した日時によっては翌営業日まで反映されないことがあります。いずれ購入予定の通貨があるなら、いきなり価格が動く前に早めにビットバンクに入金しておきましょう。
〇送金手数料(仮想通貨)
BTC | 0.001BTC |
XRP | 0.15XRP |
LTC | 0.001LTC |
ETH | 0.0005ETH |
MONA | 0.001MONA |
BCC | 0.001BCC |
ビットバンクから他のウォレットなどに仮想通貨を送金した場合の手数料は上の通りです。これはビットバンクに支払うものではなく、マイニングをしてくれている人達への報酬となるものです。
ビットバンクに登録するメリット
以上がビットバンクの特徴となりますが、これらを踏まえてビットバンクに登録して利用するメリットについてお伝えしていきたいと思います。著者の個人的見解が入っていますが、以下の点がビットバンクに登録するメリットだと思います。
〇アルトコインの取引手数料が安い
まず、アルトコインの手数料が他の取引所よりも安いと言えるでしょう。
特に指値注文ができることもありがたいです。コインチェックやビットフライヤーでは、実際には販売所という形になっており、仮想通貨の値段は取引所側が決めています。
結果的に売買差額(スプレッド)が広くなり、簡単に言うと利用者は高く買って安く売っていることになります。対象コインが値上がりしなければそれだけでマイナスになってしまうこともあるのです。
その点、仮想通貨の金額を自分で指定できることは大変ありがたいですね。
〇人気の通貨を取り扱っている
スプレッドを低く取り引きできるところが大きなメリットのビットバンクですが、さらに日本で人気が高い仮想通貨を取り扱っているところもポイントが高いです。
ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨はもちろんのこと、モナコインやリップルなど他の取引所では取り扱っていないところも多い通貨も、取引所として価格を指定して注文できるところは個人的に大変ありがたいですしおすすめできます。
〇チャートの操作性が高い

こちらは、ビットバンクのチャート画面です。初心者の方にはちょっと複雑に感じてしまうかもしれませんが、ある程度慣れてきた人からしてみればこれくらい操作性が高いと色々と分析しやすいと思います。
特に使いやすいポイントは、ローソク足チャートと線チャートを切り替えられるところと、インディケータによってテクニカル分析がしやすくなるところです。
具体的な使い方については、また別で書いていきたいと思いますので、まずは実際にご自身で操作してみてください。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします
ビットバンクに登録する手順
それでは、こちらの項目ではビットバンクへの登録の方法について解説していきましょう。詳しい説明までしなくても感覚的に登録を進めていくことができると思いますので、実際に登録作業を進めながら分からなければこちらのページに戻っていただければと思います。
メールアドレスを入力
まずは、ビットバンクの登録画面からメールアドレスを登録しましょう。
上のリンクをクリックすると下のようなページに飛ぶかと思います。

この画面であなたのメールアドレスを登録してください。
メールの受信とパスワード設定
メールアドレスを登録するとすぐにビットバンクから登録したメールアドレス宛にメールが届くかと思います。

このメールに貼られているリンクから、パスワードの設定のページにアクセスしましょう。
〇パスワードの設定

アクセスすると上のようなページに飛びますので、こちらでビットバンクにログインする際のパスワードを設定しましょう。
ビットバンクは、あなたの大切な資産を保管する場所でもあります。
- 他で使っているパスワードを使い回さない
- パスワードは英数字と記号を入り混ぜて複雑にする
- 忘れないようにきちんと保管&他人に知られないようにする
この3点は最低限守るようにしましょう。
個人情報入力と本人確認書類提出
以上で、ビットバンクへの登録は一旦完了となります。しかし、これだけではビットバンクで仮想通貨の取り引きができませんので、引き続き個人情報の入力と本人確認書類の提出を行いましょう。
〇個人情報入力
ビットバンクに初めてアクセスすると以下のようなページが表示されるかと思います。

こちらで個人情報を入力していきましょう。入力する内容は、
- 氏名
- 生年月日
- 住所
です。
入力したら次に進み
- ビットバンクを利用する目的
- 職業
- 外国の重要人物かどうか
を選択してください。選択式なので難しいことはありません。
〇本人確認書類提出
次に、本人確認書類を提出しましょう。提出と言っても写真のファイルをアップロードするだけなのでパソコンかスマホがあれば完結します。本人確認書類として利用できるものは、
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
のいずれかです。
利用目的等の次の画面に進むと、アップロードの画面になっているかと思うので、そちらで各書類の画像ファイルをアップロードしてください。免許証などのカード系は、裏表両面。パスポートは顔写真のページと住所が書かれたページの画像を送りましょう。
以上で本人確認の提出は完了です。
審査と郵便物の受け取り
その後、ビットバンクから審査がされ、審査に通ると数日でビットバンクから登録した住所宛てに郵便物が送られてきます。この郵便物を受け取って本人確認が完了となり、入金や仮想通貨の取り引きが可能となります。
ビットバンクの登録後にやっておくこと
以上がビットバンクの登録方法ですが、ビットバンクに登録した後にやっておくべきことを2つ解説します。難しいことではありませんので、併せて済ませておきましょう。
本人確認の完了
上で一緒に説明していましたのでやらない人は少ないとは思いますが、登録後は本人確認も一緒に終わらせてしまいましょう。
仮想通貨交換業に関する法律で、利用者の本人確認がきちんと完了しなければ仮想通貨の取り引きができないようになっています。
〇本人確認が完了しないとできないこと
- 日本円の入出金
- 仮想通貨の取り引き
- 仮想通貨の送金
以上の取引所としてのメインの機能がほとんど使えませんので、繰り返しますが本人確認も一緒に終わらせてしまいましょう。
二段階認証
ビットバンクは、大切な資産を一時的にでも預けておく場所にもなりますので、二段階認証をきちんと設定してセキュリティ対策をしておきましょう。
二段階認証とは、万が一パスワードなどが突破されたとしても、連動したアプリに送られてきた数字を入力しないとその後のアクションができなくなる二重の鍵です。
ビットバンクでの二段階認証は、他の取引所と同様に『Google Authenticator』のアプリなどを利用します。
設定方法は、まず『Google Authenticator』をスマホにインストールして、『アカウント』から『セキュリティ』→『二段階認証の設定』をクリックします。

このようなページになりますので、インストールした認証用アプリのQRコード読み込みでQRコードを読み取りましょう。
アプリに6桁の数字が表示されるかと思いますので、そちらを入力して設定すれば完了です。
以降はログイン時や送金時などで認証用アプリに表示されている番号での照合が必要になってきます。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします
ビットバンクの登録後の使い方
最後にビットバンク登録後の基本的な使い方について解説しておきたいと思います。
実際に使いながら使い方を覚えていくことが一番ですので、分からないところがあれば参考にしてください。
入金方法
まずは購入資金をビットバンクアカウントに入金することが最初にやることになると思いますし、ほとんどの方が日本円で仮想通貨を買うことになるでしょう。
ビットバンクへの日本円入金は銀行振込だけです。ログイン後アカウントにある『入出金』をクリックして『日本円』を選択すると振込用の口座情報が表示されます。こちらに振り込むだけなのでとても簡単です。
手数料や反映されるまでの時間については以下の記事を参考にしてください。
出金方法
反対にビットバンクから出金する場合も登録した方の銀行口座にビットバンクから振り込まれる形になります。
まずは、銀行口座を登録して(アカウントを登録した方と同じ名義の口座にしてください)、アカウントの『入出金』→『日本円』で『出金』を選択します。
後は出金する金額を入力して、下に手数料が表示されていますので、そちらで問題なければ出金申請を行います。
取引方法
最後に、メインとなるビットバンクでの基本的な取引方法について解説します(画像は日本円でリップルを買う場合で解説します)。全く初めてだと少し難しく感じるかもしれませんが、こちらも慣れですので実際にやりながら覚えていきましょう。
まず、ログイン後に左上にある通貨ペアを選択します。

こちらで取り引きしたい通貨を選びましょう。
選択後、通貨ペアのチャートと注文板が表示されます。

一番右にあるものが注文板で、こちらから仮想通貨を売買するための注文を出すことができます。
ビットバンクでは、指値注文と成行注文のいずれも行うことができます。簡単に説明すると以下のような違いがあります。
指値注文 | 売買価格を自分で指定できる方法です。ただ、相場とかけ離れすぎた金額の注文は当然買いたい人売りたい人も出てきませんので、なかなか注文が成立しません。 |
成行注文 | 相場に合わせた金額で注文を出します。通貨によっては若干の手数料がかかりますが、取引成立も比較的にスムーズなので最初は成行注文がおすすめです。 |
指値注文と成行注文のそれぞれの取引板は以下の通りです。
≪指値注文の場合≫

≪成行注文の場合≫

以上がビットバンクの取引方法です。初心者の方は少し難しいかもしれませんが、何度か注文を出していくうちに要領を掴むことができると思います。
まずは少額から少しずつ注文を出していってみましょう。
まとめ
ビットバンクの登録はとても簡単です。アルトコインの指値注文ができるところやチャートの操作性が高い所などが魅力ですので、頻繫に取り引きをするような方は登録しておいて損はないと思います。
特に著者はリップルを購入する際になるべく手数料を抑えたくてビットバンクに登録しました。ご自身の状況に応じて複数の取引所を上手く使い分けたり、リスク分散をしていきましょう。
『ビットバンク』は、操作性の高さと指値注文ができるところがポイントです。特にリップルの指値注文が可能な国内取引所は数少ないので、頻繁に取り引きをする方は登録してみて使ってみることをおすすめします